大学3年生の僕がヒッチハイクから得たこと
こんにちは。アクセスありがとうございます。
実はつい先日まで、55日間(2020/11/02-12/26)ヒッチハイクで旅をしていて、東日本を無事縦断することに成功しました。(ちなみに100日間で日本を一周する予定でしたが、新型コロナを考慮して一時中断しています。)
そこで、大学生である僕がヒッチハイクを通じて学んだことを、このnoteで書きます。
自己紹介
僕は、神奈川県在住の大学3年生で、慶應義塾大学環境情報学部(SFC)に在学中です。野田 海斗(ノダ カイト)と申します。
大学3年生と言えば、世間的にはガッツリ就職活動をしている時期だと言えます。僕も他の人と同じように、いわゆる就活(自己分析/企業説明会/模擬面接等)を進めていました。
ただその中で、『このまま社会人になるには、まだまだ世界を知らなすぎる』という考えに至りました(就活生あるあるかも知れません笑)。
そこで、一旦就活をストップして、「自分の好きな事をとことん突き詰めよう」「面白そうなことに挑戦してみよう」と思い、
『100日間ヒッチハイクで日本一周する』旅に出ました。
(↓少し詳しい自己紹介)
ヒッチハイクの成果
冒頭でも少し書きましたが、55日間で北海道一周、東日本縦断を達成しました。
↑ヒッチハイクの軌跡。数えてみたら、合計24回/2109kmもの距離を乗せてもらっていました。
↑日本の最北端と最東端に行ってきました。
現在新型コロナウイルスの影響で、日本一周は中断していますが大満足の55日間を過ごすことが出来ました。
↑「天に続く道」として知られている、知床の観光スポット。ここもヒッチハイクで連れて行って頂きました。
↑網走で食べたホタテ。ヒッチハイクで食べたものの中でNo.1。
(↑詳しくはこちら)
ヒッチハイクの魅力
ヒッチハイクとは、一般的に『通りがかりの車に無料で乗せてもらう行為』であり、安く旅をするための手段として知られています。
↑ヒッチハイク。このように親指を立て、(加えてボードを掲げる場合も多い)止まってくれる車を待ちます。
もちろん無料で移動することが出来るのも、学生にとって魅力的です。
でも自分が思うヒッチハイク最大の魅力は別にあります。
それは、『様々な属性の人たちの日常を垣間見れる』ことです。
ヒッチハイクの出会いは、予定されたイベントではありません。だから講演のようにカッコいいところだけを詰め込んだような原稿を用意しておくことは不可能です。その代わり、ありのままの飾らない日常("普通")をドライバー、同乗者から知ることが出来ます。
自分はヒッチハイクを通じて、実にたくさんの人に出会いました。列挙すると、コーヒーショップを経営されているご家族、バーの店長、ゲストハウスで働く方、日本一周をしている海外から来たヒッチハイカー、ギグワークで生活する旅人、バーコード決済の営業マン、派遣会社の方々、青果を扱うパートの方々、旅している小学校の先生、ザンギ屋の経営者、牛の飼料を扱う方、パン屋、長距離トラックの運転手、建築業者、居酒屋の店員さんたち、肉用牛の繁殖業者、福祉従事者、ホタテ漁師、秋鮭漁師、農家、陶芸家、ヒグマの保護管理を行っている方、キャンピングカーで北海道旅をしている方、コンビニ店員さん、消防士さん、気功師さん、デパートの社長さん。
今振り返ってみても、驚くほど多くの方々にお世話になりました。
色んな方々から話を聞いて感じたのは、自分が知らないだけで多くの人々が、地に足をつけて日常を真剣に生きているということです。そして大人たちはそれぞれがそれぞれに本当にカッコいい。
『世界はこんなに広くて、面白い。』
ヒッチハイクで、僕の世界は広がりました。
↑人生で初めてヒッチハイクをして、乗せてもらったご家族。この出会いが僕をヒッチハイクの虜にしました。
学校が学びを深める場所なら、ヒッチハイク(旅)は学びを広げる手段だと言えます。「色んな生き方があるんだ」「どんな生き方を選んでもいいんだ」と実感できるようになると思います。
得られるスキルセット
ヒッチハイクで得られた(と自分が考えている)スキルについても紹介したいと思います!
1.決断力
ヒッチハイクでは、路頭に迷おうとも、悪い人に捕まろうとも、寒さに凍えようとも全て自分の責任です。泊まる宿、食べるご飯、ヒッチハイクする時の立ち位置、非常手段などなど、様々な選択肢の中から、色んな要素を考慮して、決断します。否が応でも決める必要があるので、自然と鍛えられるはず!(戦略的思考も身につくかも)
↑どこに泊まるか、何を食べるか、どういうルートを選ぶか。全て自分の責任で決める必要があります。これが結構楽しいんです笑
2.他人を頼る力(コミュニケーション力)
ヒッチハイクをして、まず感じたのは自分の無力さでした。今までは何でも、一人でできると思っていましたが、一人で出来ることって本当に限られています。そして何より他人を頼った方が面白いことに気付くことが出来ました。積極的に、ヒッチハイクをしてみたり、アドバイスをもらいに行った結果、自分は、北海道一周できましたし、素敵な人や美味しい食べ物、綺麗な場所を知ることができました。
↑ゲストハウスで撮った1枚。旅先で仲良くなりました。
3.状況を楽しむ力
ヒッチハイクは運に左右されるので、1、2時間待つことくらいは、ざらにあります。でもそういう時に限って、良い出会いがあるものです。当初目的地としていた場所と違う場所まで連れて行って頂いたこともあったのですが、その方のおかげで素敵な景色を見ることが出来ました。
↑知床の夕日
最後に
僕は大袈裟でなく、「ヒッチハイクをして世界の見え方が変わった」と胸を張って言えます。将来の選択肢は無限大にあって、何を選んでも良いなと思えるようになりました。例えば、長距離トラックの運転手になって物流を支えるだとか、北海道で畜産業に従事するだとか。
好きなことを仕事にして、自分に嘘を付かない生き方をするためのヒント、をもらったような気がしています。今までアドバイスをくださった方々、ヒッチハイクで乗せて頂いた方々、本当にありがとうございました。
「俺、アイツを乗せたことがあるよ」
「あの子に昔、道を教えたんだよ」
そんな風にいつか、自分に出会ったことを誇りに思えるような人になりたい。
一日一日地道に頑張っていきたいと思います。
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