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いちばんすきな花『志木美鳥②』

いちばんすきな花
第8話を観終わって記事を書いてます。

今週もまた個人的に
『あぁ、いいな…』と思うシーンがあったので
感想書きたくなりました。

前回同様
ネタバレ有りになるかと思います。
未視聴でネタバレNGな方はご遠慮ください。





志木美鳥
想像していた以上の
そうとうな苦労人だったよう。

詳細は明かされてませんが
家庭環境がよくなかったようで
回想の中でも『帰りたい家がほしい』
と言ってましたね。


おそらく家に居場所はない様子で
さらにいつも傷をつけて登校するので
学校では周囲から距離を置かれており
どこにも居場所がなかったよう。


実はもうすでに2回観たんだけど

第8話冒頭
4人で嫌いなポジティブワードを話してたシーン

『かすり傷でもいっぱいつけられれば死にます』
『いっそ、ぶん殴られたほうがいい』
『無傷でこしたことはないけどねー』

という会話と

『置かれた場所で咲きなさい』
『できれば最初っから咲ける場所に置いてほしいけど』

というセリフ。

家庭で殴られ、学校ではかすり傷をたくさんつけられていた志木美鳥。
置かれた場所では咲けなかった彼女の
暗喩だったのかな。


第7話を観終わった段階では
てっきり志木美鳥は4人それぞれにとって
恩人・恩師になるような
エピソードをもった人を想像してました。



でも第8話を観終わった
今の感想は、僕の中では逆転しています。



むしろその時その時
居場所がなかった志木美鳥に
居場所を与えていたのが4人だったのかなって。

また椿が志木美鳥に将棋を教えるシーンで
『向き合う』と教えていて
志木美鳥とちゃんと向き合ってくれたのも
この4人だったのかな、とか。


家庭、学校、親族、職場
居場所がなかった時
志木美鳥の居場所になり
またそれぞれ関係性は違えど
3人は人と人として
志木美鳥向き合っていたように
過去の話がみえた。
(紅葉の過去の話はまた次回ですかね?)



その答え合わせのように
ゆくえは塾で男の子の生徒に語っていたのが


『みんながあの子のこと嫌いだからって理由で、みんなにならなかったのは凄いよ。それだけでその子は救われると思うよ』


僕にはこれが
製作側視点でみた
志木美鳥へのアンサーだと思えた。
志木美鳥は4人に救われてきたのかなって。


劇的なドラマなんかなくて
ただ一緒に過ごす日常の一コマが
居場所になって救われていたのかなって思った。



まーでも
この辺りは全部
2回目の視聴で気づいたんだけど。


うーん…長々と語ったけど
ここまでは2回目観て
改めて思ったことなんです。



だからやっぱり
一番感動したのは
視聴1回目でハッとなった
ロールキャベツのシーンかな。

書いてて、そう思った。





ここからは1回目に感じたことです。


まず椿との再会シーンで志木美鳥は

『昔の友達に会ったり、家を買ったり、そういうの1人で出来るようになった』

と言っていて
椿といた頃のまだ子どもだった彼女から
成長し自立した大人に成った彼女が
そこにいた。


志木美鳥の環境を考えるに
自立した大人になるための教えや学びを
彼女が家庭や学校で得ることは
僕の中ではちょっと辻褄が合わない。


『大人に成る』と言うことを
身近な大人から学べなかったんじゃないか?
と言うことです。そんな妄想を勝手にしてる。

その上で
じゃあ志木美鳥はどこで『大人』を学び
『どうやって成っていくのか』を
誰に教えてもらってきたのか。


僕は、それが身近ではない。
それでも志木美鳥の人生の周囲にいた
親切な大人たちだったんじゃないか。
と思うんです。


例えばそれが、椿のお母さん。
料理や家事(家事は教えてる描写ないけど)
そういう何気ない日常のことだけど、
人は誰かに教わったり、
誰かの背中をみて学ばなきゃ、
0から出来る人なんていないと思うんです。

そして

『自分のことを自分で出来るようになっていく』

それは、
大人に成長すること、そのものだと思います。


志木美鳥がしっかり自立した大人に成れたのは
そんな大人たちと出会える人生だった、
そして彼女自身が
そこからしっかり受け取ることができたから
なのかな。

そう思う。


だから
椿のお母さんから教わったロールキャベツを
夜々に出したシーンで
そんなことが頭によぎり
僕はすごく感動しました。


もちろん僕がそんなふうに
勝手に観ただけで
実際ドラマの演出的には

『椿とのあの頃から今に至るまで繋がってるよ』

そんな意味合いだけの
伏線と回収のシーンってだけかもしれない笑



でも、いいんです。

僕にとってのロールキャベツのシーンは
そういう親切な大人の優しさと
それをしっかり受け取って
頑張ってきた志木美鳥が
詰まったシーンということでいいんです。



今日はあまり上手く言語化できず
ダラダラ長い文になってしまいました。

こんな読みにくい記事をここまで読んでくれた方、おつきあいありがとうございます笑


それでは、また。

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