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いちばんすきな花『志木美鳥』

今週は、いちばんすきな花の第7話がやっていました。

*この記事はちょこっとだけ第7話のネタバレを含みます。未視聴の方でネタバレしたくない方はご遠慮ください。


今期の、いちばんすきな花と下剋上球児にはどハマりしてます。

考察や論評するほどのドラマ好きではないので、ただの感想です。

ただ第7話のラストでみどりちゃんこと志木美鳥について、みんなが答え合わせしてるシーンが印象的だったので書きたくなった。


志木美鳥、まぁ第6話までの流れでなんとなく全員と繋がりありそうだなって匂わせがあったし、その通りやっぱりでしたね。


僕が面白いなーと思ったのは、

4人全員が志木美鳥に対してもってるイメージが違うこと。たぶん創作って、キャラの個性が伝わりやすいように、わかりやすいように、だいたいイメージをかためてきてると思う。

だから創作の中のキャラって、だいたいどの場面でも同じ『個性』あるいは『性格』あるいは『人間性』で出てくると思う。


だけど、今回志木美鳥は、全員が別人ではないのか?となるほど全く違うイメージを各々持っていて、結局どんなキャラなのかは第8話にお預けです!みたいな感じで終わった。


それが、僕にはすごくリアルな描写だなーと思えて楽しかった。


僕は、
人は人との関係性の立ち位置によって見せる側面は変わると思う。
家族に見せる顔、親戚に見せる顔、同級生に見せる顔、友達に見せる顔、恋人に見せる顔、同僚に見せる顔、目上の人に見せる顔etc...。

またグループ内の立ち位置(役割)によって見せる側面も変わると思う。

あるいは、人生には色々な時期があり、そのタイミングによっても見せている側面は違うと思う。


いちばんすきな花で、志木美鳥へのイメージが全員違うのは、そういうことだと思う。

夜々に見せていた親族としての顔、またこれは予想なのだけれど、夜々のイメージからして、夜々と同居していた時期は志木美鳥の人生の中でも心が平穏な時期だったのかもしれない。

紅葉に見せていた教員としての顔、これもまた予想なのだけれど、紅葉のイメージからして、志木美鳥にとって悩みを抱えていた時期かもしれない。例えば、結婚生活をしていた時期なので家庭になにかあったとか、教員をしていた職場が合わなかったとか。

ゆくえに見せていたのは塾講師としての顔、紅葉に見せていた顔と違うのは職場の違いなのか、あるいは教員と塾講師では教え子との距離感が違うことによって見せる側面が違うとか、志木美鳥の 人生のタイミングが違ったからとか。

椿に見せていたのは同級生としての顔、思春期の顔。


人生のタイミング、関係性、出会い方、関わる場所、それによって人は人に見せる側面が変わる。

それはどれも嘘ではなくて、どれもその人の一側面で、ただ見る角度と関わる距離感と、お互いがどんな状態で接点をもつのか、そのタイミング次第なだけ。



そういえば第7話の中で、紅葉のバイト先の同僚が、元元カノが他の同僚と付き合いはじめて、自分と付き合っていた時とは全く違う様子にイライラしてるシーンがあった。

これって志木美鳥と同じことで伏線だったのかな?て思ってる。

元元カノとの、出会い方や、関係性を深めていった場やグループが違うなら。2人の関係性の在り方や見せる側面が違ったって何もおかしくない。

これは誰にだって言えること。
この人とはカフェで会うのがしっくりくる。
この人とは飲み席がしっくりくる。
この人とは映画の話をするのがしっくりくる。
この人とはスポーツする時に会う人。
そんなふうに、人とのしっくりくる関わり方は相手が変われば変わるもの。

そして、その時見せる側面は、少しずつ違っていて当たり前だと思う。


『人はそういうもの』僕はそう捉えています。


だから、そんなことを考えて、なかなか見ない描写だなっと思い、あのシーンは楽しかったなって話です😌


長々とまわりくどい長文にお付き合いありがとうございます🙏🏻


次回のいちばんすきな花も楽しみです。
でわまた。

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