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お父さんになる。

先日、わが家に第一子が産まれた。

今日退院で、ついに家に来る。
お迎え行く前にこの記事を書いてる。

僕は、1歳の時に父を事故でなくしており、母子家庭で育った3人兄弟の末っ子です。

父がいないことは、僕にとって普通のことで、社会に出るまでその事を特別に意識したことはなかった。


社会に出てすぐの頃に、社会人の男と関わるようになり、その価値観や考え方がまったく理解できなくて、馴染めなくて、そこではじめて

『あ、僕そういえば教師や部活の指導者以外、ほぼ大人の男と関わったことないな。』

と、父親がいないこと意識した。

そんなだから、上手く社会に馴染めないことを父親のせいにしてた時期もあった。


今は、父親がいないことを意識しないで済むほどの愛情をもって育ててくれた母に気付いて感謝しているし、父親はそんな母がずっと大切にしている人だから尊敬している。

だから、いつからか
父親との思い出が無いからこそ
いつか父親のところに行くならば
僕の人生の思い出を沢山持って行こうと思っていて。

それが
僕がどう生きるか。
人生の岐路ではこれでいいのか?と自問自答する時の指針のひとつになっている。


そんな僕が嫁さんの夫になった。
結婚生活はわからないことだらけのスタートだって。参考にする人がいない人生だったから。

でも、それがよかったな。と今では思ってる。
先入観やイメージではなく、ひとりの人と人として嫁さんに向き合ってこれたから。

沢山右往左往したけど笑


今度は、わが子の父親になった。
嫁さんの夫という立場だけだったけど、
母親のパートナーになること、嫁さん視点からのわが子の父親になることも、追加された。


きっとまた右往左往の日々だろう。
右往左往してるうち、子どもは育ち、距離感を見直し、また右往左往。その繰り返しなんだろうな。


結婚生活も、僕の人生も、飽きてるヒマはないようで、嬉しいことだ。


どんな親になれるかわからない。

ただ、今2つだけ想うことがある。

ひとつは、この子が自立するその時が来るまで、1番身近な人として、参考にできる人で在りたい。

ふたつめは、この子が自立したあと、自分の人生を好きだと感じられる歩み方ができるように、必要なものを与えられる人で在りたい。
それは愛情だったり、習慣だったり、知見だったり、経験だったり、時間だったり、健康だったり…

何が幸せかは、この子自身がいつか見つけるもの。

僕ができるのは
幸せを認識できる心や知見を身につけるサポートだろう。
幸せを掴む方法や手段の参考例の提示、またはそのキッカケとなる経験や知見の提示だろう。
そもそも幸せの土台となりえる心身の健康だろう。


親といえど、当人ではない以上、
当人の幸せに対して、僕が与えれるひとつひとつは微々たるものしかない。


だから、それが積もり積もって、この子の幸せに一役買えるように、必要なものをたくさん与えられる親でありたい。

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