今度はカラーだったけれども。

ちょいカラーを試してみたので、それの話。

 題してレイアムちゃんの物語だった。
カラーイラストを色鉛筆で五枚仕上げることになったが、
当初より予定してたより早く終わったのは確かで、
わりに書きなれたものは慣れたものだと思ったけれど。

 色を付けるのって難しいのだ。
 たとえば草木がある風景だったり、
黄色と赤色の目立つ風景だったりしたら、
おのずとそこに立つ人のカラーリングも決まってきちゃって、
色鉛筆を選び続けるターンがかなり繰り返される。

 描いてて結構悩んだから、
正直今度はあんまり悩まないで、描けるようになりたい、
本当は何か題材を持って、見たものを描いてた方が、
色とかもそのまま現実にあるものを表現出来て、
気楽なのは分かるのだけど、
なんとなく、実物に対してハードルを感じてる。
 なので、なんでも想像か、妄想かで曖昧にして描いてる。
そのほうが楽できるので、上達からは遠ざかるかもしれないが、
自分がしたいと思ってるのは数描くことらしいので、
まずは数揃えるところから始めようと思う。

 で、来月の話になるけれど、今月はとりあえず、
これでやれることはやりきった感じだ。
 色々、色鉛筆を試したし、自分の限界もなんとなく分かった。
だからこのあとはそこまで苦労せずに、
一日一枚くらいのペースで作品を仕上げることになるだろうから、
多分、次回の作品は二週間後くらいになるはず。
 文章はほぼその場で叩き込んでいるので、
実を言って、口で話したりしてないところもあり、
話すように語りかけるようにはあまり出来てない節がある。
 一気にまくしたてるように書いてあるので、
ちょっと自分でも読むのには気が引けたりする。

 自分で自分の作品に苦手意識を持ってどうするのかという話だが、
それでもスーパーウーマンアクアから、カラーになったということで、
進歩の影が見れるのは割かし嬉しい。

 だが、スーパーウーマンアクアも一枚くらいカラーにしてもいいかなと、
思ってもいるので、人間、一度色を付けることを覚えると、
何でも色がついてないと納得がいかないらしく、ちょっと厄介している。

 それだけ、人間の数だけイラストがあるという事だが、
実は人間の数だけというより、人間の影だけあるというところでもある。

 人間自体の動きが絵なわけであって、人間が生きてる限り、
絵を生産してるということであり、その生き様全部が絵になるわけで、
そう考えると、人間は生まれ持った芸術家であり、
誰しも、自分に由来した表現を持ち合わせていて、
それの延長線でイラストが完成したり、絵の優劣があったりはするが、
根本は人間の運動が生み出すものだ、だからなんだって絵心がある。

 というわけで、棒人間を描いても人間であるし、芸術家であり、
白ハゲを描いても人間であるし、芸術家であり、
とにかく筆を持つ限り、鉛筆を握る限り、画面に向かう限りは、
常に芸術活動を意識しているってことになる。

 それは息を吐くように吸うように絵を摂取していることに繋がり、
僕らはかなり繊細な感覚器で一生を絵に捧げてるわけなのだ!

 というところで、大体、みんな絵になるわけだ、
なので、題材を限らなくても自然と一体になってれば、
おのずと絵は見えてくるものと信じて、気を楽にトライしてみる。

 読んでもらえれば幸いである。


おしまい

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