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1789-バスティーユの恋人たち-

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さて、宝塚にハマった作品、月組公演「1789-バスティーユの恋人たち-」だが、話はフランス革命時の話である。主人公はよくあるマリー・アントワネットの話ではなく、その時代に翻弄された農民の息子ロナンが主人公のフレンチミュージカル。

父親を殺され、その出来事をきっかけでパリに出て、そこで出会った革命家のデムーラン、ロベスピエール、ダントンと共に時代を変えようとする話。

時代背景も大好きだが、他に衣装、ダンス、歌が素晴らしい。

5年前に観た「ロジェ」、「ロック・オン!」はお芝居とショーだったが、今回は1本物と呼ばれ、1幕、2幕とミュージカルである。間に幕間休憩を挟んでどっぷり3時間その世界に浸れる。やはり、1幕より2幕の方が話の流れのスピードが増し、感情移入も加速する。

どうしてフランス革命が起こったのか?何故マリー・アントワネットや、ルイ16世は国民の目の敵にされていたのか?国民側の感情、革命家側の感情、マリー・アントワネットの一人の女性、母としての感情、そして王太子の養育係のオランプとのやり取り。色々な面から見ることが出来るのがこのミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」である。

お芝居が終わると、やはり宝塚。フィナーレにショーが付いている。そこでせり上がってくるキラキラの笑顔の王子様みたいな人、その人が美弥るりかさんだ。先程まで悪い顔をして演じていた人とは思えない程のキラメキである。と思ったら、娘役さんも男役さんもカッコ良く踊る。キラキラ通り越してギラギラである。

そして、この公演はついこの間宝塚音楽学校を卒業したばかりの101期生のお披露目公演でもある。お芝居の前に口上と呼ばれる初舞台の挨拶がある。誰も知り合いでもないが、会場中が「おめでとう!!」という雰囲気が溢れていて温かい。フィナーレの中にはロケットと呼ばれるラインダンスがある。この為に毎日練習を重ねて披露をしていて、ここでも「おめでとう!!」という雰囲気が溢れている。とても素晴らしい世界だなと、改めて思う。

余談であるが、この公演に出会って人生が変わり、友人も増えたので、感謝しかない。

宝塚ありがとう!!!


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