「計るだけ」で変わった10年：私のダイエット成功記録とその秘訣

ダイエットに興味がある方なら、「計るだけダイエット」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。このシンプルな方法が、実は非常に効果的なダイエット法であることをご存じでしょうか？「計るだけダイエット」は、毎日体重と体脂肪率を計るだけで、ダイエット効果が得られるという方法です。この方法は、NHKでも紹介され、多くの人が実践して成功を収めています。

「計るだけ」の効果とは？

ダイエットというと、食事制限や運動が思い浮かびますが、これらを続けるのは大変です。一方、「計るだけダイエット」は、毎朝体重計に乗るだけで、自然とダイエット意識が高まり、行動が変わっていく手軽な方法です。

数字の持つ力は絶大です。体重や体脂肪率の増減を毎日確認することで、自分の生活習慣や食事が体にどのような影響を与えているかを客観的に把握できます。例えば、焼肉を食べた翌日の朝、体重計に乗って増加を目の当たりにすると、食べ過ぎを反省し、次の日の行動を改めようとする意欲が自然に生まれます。このように、数字の変化を通じて、少しずつ改善しようという気持ちが引き出されるのです。

実践のポイント

「計るだけダイエット」を始めるのは簡単です。必要なのは体重計と体脂肪計だけ。毎朝同じ時間に計測することがポイントです。特におすすめのタイミングは、朝起きてすぐ、トイレに行った後です。このタイミングでの計測は、体重が1日の中で最も低く、正確な状態を把握できます。

さらに、朝一番に計測することで、言い訳ができない自己最高記録の状態を記録することができます。例えば、夕方に測定すると、「今日はランチが遅かったから」「朝はもっと痩せていたはず」といった言い訳が浮かびがちですが、朝一番の計測ならそのような言い訳は通用しません。この「自己最高記録」を更新するための工夫が、ダイエットに対するモチベーションを保つのに最適な方法となるのです。

私の「計るだけダイエット」体験

私自身、この「計るだけダイエット」を実践し、効果を実感しています。ダイエットの旅は10年ほど前に始まりましたが、特に2018年からの記録を元に振り返り、いくつかのポイントをお伝えしたいと思います。

2018年：筋トレと食事制限の挑戦

2018年、私の体重は平均62.57kgで推移していました。この頃は健康的で良い状態だと思っていましたが、毎日の体重記録を欠かさず行っていました。この時期、私はパーソナルトレーナーの指導を受け、筋トレに本格的に取り組んでいました。「一生に一度は腹筋を割ってみたい」という強い思いから、筋トレを始め、食事も高タンパク質のメニューに切り替えました。

トレーナーのアドバイスは「まずは身体を大きくして筋肉をつけ、そこから絞り込む」というものでした。朝昼は鳥のささみを食べ、毎食の写真をトレーナーに送り、励まされながら続ける日々。胃もたれに悩まされながらも、目標達成に向けて努力しました。しかし、食事制限と筋トレの両立は思った以上にハードで、継続が難しく感じることもありました。

それでも、「計るだけダイエット」を通じて毎日の体重を記録し続け、少しずつ変化を見守ることで、モチベーションを維持することができました。

2019年：大きくすることへの葛藤