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【わが家の発達障がい】①毒親・毒子かもしれない

先月のある日、仕事場の玄関にLANCOMEのショッピングバッグがぶら下がっていました。 

 ん?なんだろう? というか、誰だろう?  少し考えて、 もしかして、娘? 

 これまでも、玄関に荷物がぶら下がっている時は、だいたい娘から。 彼女とは去年、距離を置きたいと言われて以来、連絡を絶っているので、思い出すまでに時間がかかりました。

その日は娘の誕生日。

「いろいろあったけど感謝してるから。生んでくれてありがとう。」

こんなメッセージカードをくれました。一人でワンワン泣きました。

 距離を置きたい、と言われた理由は…

 友だちと遊びに行くから車を貸してほしい、と頼まれて貸したら、 出先で1泊して帰ることになったので、もう1日車を貸してほしい、と連絡があってOKしました。 その翌日、夜になっても連絡がないので心配になって、娘と同居している元旦那に連絡をしたところ、「もう、ええ歳の子やから信じてやれ。そんなに心配なら貸す前になんで話しとけへんねん。」 

 絶句… 

 私が言いたいのは、もし他人に車を借りたとしたら、同じ態度でいられるのか?ということ。 もう26のいい歳の大人です。 無事の報告と、車を返す時間の報告。 これが欲しかったのです。 娘を信じるとか信じないの話ではないのです。

やっぱり思いました。離婚して良かった(^^♪

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 少し話は変わって…

私は、4年前に養護教員免許を取ることを決めて以来、働きながら経験を積める職業に就いてきました。 なぜかというと、養護教諭の仕事は、保健室で子どもたちの傷の手当てをするだけではないからです。 

 保健室以外の所で、すべての教職員、管理職、医師、歯科医師、薬剤師、カウンセラー、ソーシャルワーカーなどのあらゆる専門機関のパイプ役、センター的役割があるのです。 

 養護教諭の採用試験は、全国の自治体の倍率が10倍以上です。 そんな中でも、頭が良くて勉強ができる人は、みごとクリアできるのだと思います。 私には、これをクリアできるほどの学力が身につくとは思えない… 先生のいうことをきちんと聞いて勉強ができる人だけが合格するという試験は、私にはちょっと難しいかな。 それでも、養護教諭の免許を取ることは決めています。将来的に働くかどうかは分からないとしても、一応は目指しています。

 私の中では、教員になることよりも、医療・福祉・教育・地域・家庭の「センター的役割」という所に興味があるのでいろんな経験を積んでいます。

 ~これまで経験したこと~ 

精神科ドクターアシスタント /子どもの学力支援サポーター/教育委員会の事務/障がい福祉の事務 

 大学で習った、 「子どものための社会的支援の3つの柱」 教育と医療と福祉

 お蔭さまで全部経験しました。 4年間、自営業を縮小しつつ、大学の勉強をしながら仕事から学ぶ。 よく頑張っていると自負しています。

中でも、 一番わかったのは発達障がいのこと。 発達障がいは人それぞれの個性。 知れば知るほど、そう思います。 

 ここでちょっと、私自身の子どもの頃を振り返ってみます。 

 しょっちゅう迷子になる。 毎日忘れ物をする。 今やっていることがあっても他のことに気を取られるとやっていた事を忘れてしまう。 遅刻大王。 気分が乗らないとやるべきことでもやらない。 約束をダブルブッキング。 約束をドタキャン。 突発的に思いつきで行動する。 先生の指示を聞かず園庭に飛び出して遊んじゃう。 興味を持つと寝食を忘れて集中する。 これだと思ったことは誰に何をいわれても突き進む。 不眠。 朝起きれない。 思ったことを言葉にしてしまう。 男子系ファッションしかしない。 集団が苦手。プライドが高い。 食事そのものが嫌いで食べるのが遅い。 1口食べるごとに口を拭く。 顔に水がかかるのが嫌い。 水を飲まない。

 どうです?典型的なADHDに加えてトランスジェンダー寸前の触覚過敏ではありませんか(^ω^) 

 軍国主義の名残がまだまだ色濃い日本の教育の中で、私はたくさんの失敗や苦い経験をしてきました。

だから、 今では発達障がいだということが分からないくらいになっていると思います。 深い付き合いをするとバレるかな?

でも、自分が発達障がいだということが分かったのは、大学で勉強したからではありません。

 自分の愛する子どもが幼稚園に生き始め、「あれ?うちの子ちょっと変わってる?」って思ったことがありました。 だんだん、事態が深刻になってきて悩んでいた時、本屋さんで1冊の本に出逢いました。 それは、発達障がいの第1人者である司馬理英子先生の本だったのです。

 2番目の子のことがそのまま書かれてる! あれ、1番目の子も別の障がいに当てはまるんじゃない?! えっ?もしかして私も?!? 

 この本がきっかけで、発達障がい以外にも、機能不全家庭で育っていたこと、母が毒親だったこと、父がDVだったこと、夫からモラハラ・DVを受けていたこと、そして私はカサンドラ症候群の状態であったということ… 

っていう具合に、芋づる式に気が付いていったのです。

渦中にいる時は、つらい思いをしているにも関わらず、「私が悪いんだ」っていう思いが強くて気が付かなかったのです。 

 そして数か月前、 毒親だけじゃないくて、毒子もいるということに気が付きました。 

 娘…そっか。 


続きます。

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