「忙しくて疲れる」をやめられない人
こんばんは、カラダコンシェルジュ佐野薫です。
毎日暑いですねー!
みなさん、今週末あたりからのお盆休みの計画は立ててますか?
ゆっくりリラックスしたり、もしくはリフレッシュを考えるのは楽しいですよね。
できれば、この長期休暇をうまく使って、おやすみ後にはスッキリとして仕事に戻りたい…なんて思いませんか?
そんな皆さんに、今日はお休みを使ってできる、「忙しくて疲れる」から抜け出す、ちょっとしたライフハックをおしらせします。
自分の体力のキャパシティ、わかりますか?
わたしは日常、整体やコンディショニングの仕事をしています。
で、仕事中に、クライアントさんとカラダの不調話をしているとき、相手の方がよく言うセリフに
「そんなに大したことしてないんだけどなぁ」というのがあります。
そんな時、お話を聞いている方のわたしは、「イヤイヤ、そのお仕事量は大したことでしょ…」と思ったりするんですが 笑
仕事にプライベートに、頑張ることを日常としている人は、意外に自分の体力キャパシティ(容量)を知りません。
えぇと、今この記事を読んでいる皆さんは、「今の体力残り分(余力)」がどれくらいか、わかりますか?
ん?意味がわからないですか?難しいです?
では、
海外では「これ以上仕事すると明日にひびくから、今日はもういいや」とカラダの感覚でスケジュールを変える人がいる、と言ったら驚きますか?
頑張ったり、ガマンが今まで「偉い」とされていたニッポンでは、カラダ感覚で「余力」がわからない人は多いのかもしれません。
相談に来られる人たちの話を聞いていても、 「スケジュールを決めるのに自分の体力キャパシティなんて考えたことない」 という方は多い気がします。
で、いろいろお客様と話しているうちに、「こういう感覚があるな」ってことが幾つか出てきたんですね。
そこで今回は、「体力キャパシティを考えない」2つのタイプについてお話してみようと思います。
自分の体力キャパシティを知ろう
さて、みなさんはスケジュールを決める時、どんな感じで決めていきますか?
わーい!TDL行っちゃう?いつならいける?
え、〇〇君も行けるならこの日にする?
とか
プロジェクトの進行からみると△日以降でいかがですか?出張があるので×日あたりでいかがでしょうか。
と、周りとの調整で決まることが多いかも知れませんね。
じゃあ、そうやってスケジュールが決まったとして、現状のタスクの総量把握をしてますか?
**
〝タスクの総量把握〟というのは、
・現在抱えている仕事
・家庭での自分担当のあれこれ
・プライベートでやらなくちゃ、もしくはやりたいと思っていること
にかかる時間や量の把握です。**
ん?何故そんなことする必要があるのか、ですか?
お金で考えていただくとわかりやすいと思うんですが、
総収入から、支出が上回ると赤字ですよね?
身体に置き換えて考えてみると
総収入(自分の体力全部)から、どれだけ支出があるか(タスクの総量)をうまく把握できていないと、赤字(いつのまにか疲れてツライ)になりやすい、という感じでしょうか。
なので、少し自分の腕に抱えているタスクの量について、考えてみて欲しいのです。
あなたは、総量把握ができないタイプ?それともなんとなくはできているタイプですか?
〝やること〟の全体量が見えないAさんの疲れかた
まず、〝やること〟の総量把握がまず出来ていないタイプをAさんとします。
Aさんに「総量把握できますか?」と言うと、
『えー!それくらいわかりますよ。やらなくちゃいけないのは○○でしょ、それから△△…』
とお話になるんですが、
「じゃあその他、日常やっている雑務タスクはどれくらいですか?」と伺うと、
自分に投げられた仕事は個別に把握していても、ルーティンワークなど日常のタスク量は把握していない場合が多いんですね。
目立つ、ポイントになるタスクだけを覚える癖があるので、そもそも全体量がわかっていない、ということがあります。
あ、それがダメだ、ということでは無くて、それで日常が無理なく回っていればいいんですが、
全体量が見えていなかったために日々の疲れが重なっていくようであれば、
「総量把握」を気にした方がいいよね、って思います。
ここで総量を把握して、「このくらいのタスク量だと疲れるんだな」と分かると、自然と自分の体力キャパシティがわかるようになってきます。
全体量の把握はできているはずのBさんの疲れかた
じゃあ、「総量把握」はできている人はどうでしょう?こちらは、Bさん、としましょうか。
Bさんは、全体の仕事量の把握は出来ていて、
その上でワンクッション休みを入れる余裕もある。体力キャパシティもわかっているは…ず…?
じゃぁ、何で疲れるのか?なんですが、
Bさんタイプの人に多いのが、「ストレス解消やリラックスのために刺激を入れている」パターン。
あなたも覚えがありませんか?
仕事や家事といった日常に疲れた頃に
楽しい予定をギュッといれてみたり
新しい予定を取り入れて気分転換したり。
そういうこと、ありますよね。
それがダメ、ではないのですが、本人は「リフレッシュ!」と思っていても、**普段にない刺激はかなり身体に負担がかかります。 **
癒しのためのアロマテラピーだったり
(これも嗅覚や皮膚感覚の刺激 )
ライブで発散したり
(もちろん体力や聴覚刺激ですよね? )
旅行に行ったり
はしゃいだり新しいものをみるのも刺激。
結構、「リフレッシュ」も疲れるんですよね。
この辺りの「リフレッシュ要素の使い分け」がBさんの疲れを抜くポイントだと思います。
本当はその辺りを見越して、 スケジュールを立てたり休みを考えられるといいですね。
実際その方が、無理なスケジュールでタスクをこなすより、全てがはかどると思いますよ。
あ、ところで、Bさんには(Aさんにも、かな?)日常の「薄味の幸せ」を、じんわり感じるようにするのがオススメです。
積極的にワクワクドキドキしたり、
新たな刺激を入れることでリフレッシュするのに慣れている人は、刺激をもっともっとと求めてしまいます。
そう考えたら、疲れますよね。
本当は、ただ、カラダがスッキリと楽で、幸せな時間が欲しいだけなのに、
リフレッシュが思ったのと違う感じになってる…って、多いんじゃないかなぁ。
「薄味の幸せ」については、心理カウンセラーの杉田隆史さんがブログでこんな風に言っています。
**ほら、「好きな食べ物は?」って聞かれたら、ラーメンとか、
から揚げとか、
焼肉とか、
みなさんいろいろ答えると思うんですけど、
じゃあ、それを毎日食べられるかというと、そうもいかないですよね。
じゃぁ、「白いご飯」ならどうでしょう?
毎日食べられませんか?
(中略)
食べる時、強くコーフンしたり、
「ワクワク」したりはしないし、
「好きな食べ物は?」って聞かれて、あえて名前も出さないけど、
それでも「白いご飯」って、静かにスキな食べ物だったりする。
その「白いご飯」って、薄味ですよね。
「白いご飯」がない生活なんて、とてもさびしいと思いませんか?
これが先生の言われていた、「本当の幸せというものは、薄味なんです」てことなんじゃないかと。 **
例えば、
お風呂に夕方から入って、涼しくなった頃にスイカを食べる、とか、
なんとなく寝転んで、猫の肉球をモミモミする、とか。
(あっ!それわたしのことでした!(≧∀≦))
そんな、薄味の幸せは、疲労回復にも良いですよー。
あなたが、ステキなお休みを過ごせますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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