旬の食材をいただくという整体
私はこの四半世紀余り、人間ドックどころか健康診断を受けたことも無い。それ故、γGTPや尿酸の値はもちろん、血糖値も血圧も知らないし、調べたいという気持ちもない。
かといって、健康に無関心な訳ではなく、むしろ心身の健全さについては強い関心を持ち続けて来た。きっかけはマンガだったが(その辺りのことは『霊性のアート』に書いてある)、学生時分から代替療法や伝統医学に関心を持ち、中医学、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、西式健康法、甲田式断食療法など、関心に任せて本や資料を読み漁り、時には実験もした。
その後、江本勝氏を通じて波動に関心を持ち、仕事として関わるようになってから早30年になるが、今も私の健康の指針となっているのは肥田春充の『天眞療法』や野口晴哉の『風邪の効用』である。彼らが療法や整体を世に問うて以降、医者に掛かったことがあるのか私は知らないが、少なくとも自ら進んで医者の世話になったという話を耳にしたことはない(ご存知の方いらしたらご教示下さい)。
代替療法や伝統医学を生業にしていても、その人が日常で西洋医学を頼りにしているようなら、仕事はあくまでお金を稼ぐための手段になっているだけだし、昨今流行りの縄文礼賛者も、健康診断の数値やワクチンによって安心を得ているのなら、それは単に縄文人に憧れているだけの現代人なのだ。
私はそういう自己分裂状態に陥りたくないのと、できるだけ薬やワクチンのお世話にはなりたくないので、冒頭のような一般的には少々極端に映るであろう方針を貫いて来た。野生動物たちはどうしているのか?ヒマラヤの行者や縄文人は?町医者のところまで丸一日以上かかるような環境の人々ならどうするのか?という発想が常に基本にあるのだ。
つまり、私は西洋医学を否定している訳ではなく、「出来る限りは自然治癒力で」と考えているだけで、実際、眼科や歯科にもお世話にはなっている。ただ、止まることを知らない医療費の高騰は、高額な装置や薬を売りたいメーカー&製薬会社と、医師による診断と処方に安心感を覚える患者(信者のような依存的な人たち)によって生じている現象だと思うからこそ、そういう流れには乗りたくないだけである。
そんな私も、激痛や悪寒に襲われて診断を受け、即入院となったことが一度だけある。2015年のGWに腎盂腎炎(&尿路結石)で11日間入院した時は、激しい頭痛と高熱と全身痛で、どの姿勢を取っていても痛く、ひたすら苦しい状態を2,3日味わった。かなりハードな体験だったが、お陰で新しい発見もあった。ここからが今回の本題である。
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