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ソンビ魚は死んだまま泳ぐ
非平衡系における自発的振動現象(時間結晶)の例がこんなところに! pic.twitter.com/nCLLtq2NX5
— Haruki Watanabe (@haruki_wtnb) May 26, 2024
5/27(KIN219)にXで見かけたこの動画と、そこに添えられた僅か一行のコメントは、私に大きなインスピレーションをもたらした。ひとつは、断食明けで重力と運動との関係性について得た気づきを確信させるものとして、もう一つは、ゾクチェンの自発的完成性や混沌から秩序が形成されるプロセスに対するモデルとして。
もちろん、水の結晶が意識の状態に応答するという実験や、「13の月の暦」を通じた多様な時間体験を重ねて来た私が「時間結晶」という言葉に惹きつけられたのは言うまでもない。しかし、この「時間結晶」という概念はなかなかに奥深く、物理の予備知識がある程度ないとどういう現象を指しているのかを理解するのも容易ではないことが分かった。
そこで、今回は「重力と運動の関係性について」という所に絞って、その他の面については、将来の研究のための考察をメモしておくに留めておきたいと思う。
先の動画を目にして真っ先に思い浮かんだのは、2年前に東京で行われたテンセグリティ・ワークショップの中で、梶川さんが紹介していたこちらの動
画だった。
大阪大学細田先生@KohHosoda が紹介されていた,死んだ魚を乱流を起こした流れにいれると,まるで生きているかのような動きをする,という論文.動作において身体性がいかに支配的かを示していて,とてもおもしろい. pic.twitter.com/AxYn2l5O5q
— Yuichi Kurita/栗田雄一 (@mykurita) January 25, 2020
今回の記事タイトルにもした通り、この魚、実は死んでいるのだ。俄かには信じがたいかもしれないが、秘密は水の流れの方にある(もちろん魚の構造も無関係ではない)。乱流のある流れの中に魚の死体を入れると、まるで生きているかのように動くのだ。
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