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小原大典「時のからだ」研究ノート

からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直…
心身の自由度と生命力を高める身体技法や視点、考え方を紹介しつつ、それらを日常生活や旅先で実践的に活…
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#カトマンズ

エジプトからの呼びかけ(1)

カトマンズから戻ってひと月余りが経過した2007年11月4日(KIN155)、ツタンカーメンの顔が初めて一般に公開されたというニュースを目にした瞬間、時の輪が次のサイクルへと突入したのを私は感じた。何故ならそれは、ツタンカーメンの墳墓が発見された85年前のタイミングにぴったり合わせた発表であり、私にとっては、ちょうど父の7回忌に当たる日でもあったからだ。 さらに、4年前の11/4は、ダライ・ラマ法王(KIN14)が伊勢神宮に初参拝された日で、観測史上最も激しい太陽フレア(爆

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神々の故郷ネパール(5)

KIN119(2007年9月29日)は、小雨の中、朝からカトマンズ中心部にあるダルバール広場へと向かった。旧王宮を囲むようにして、「クマリの館」(女神クマリの化身と信じられている少女が住む)や「カーラ・バイラヴ像」(シヴァの化身のひとつで、この像の前でウソをつくと即座に死ぬと信じられているらしい)など、見所は沢山あったが、私は、寺院や像の前に群がってお供えやお祈りをしている人々や、広場の一角で動物(捧げ物だろうか・・)を解体している男性達、野菜を仕分けしている女性達、傘を差し

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神々の故郷ネパール(4)

ボダナートからタクシーに乗り込んだその直後、雷鳴と共に滝のような雨が降り始めた。道はたちまち川のようになり、視界は数m先も見えない状態になったが、スンダリジャルに到着する頃にはすっかり雨も上がって、澄んだ空気と光が私達を迎えてくれた。 幸いケツン・リンポチェもご滞在中との事で、直ぐにお会い出来る事になった。私はただ、貴重な教えをもたらして下さった(本を通じてとは言え)事に対して、直接お礼の気持ちを伝えたいだけだったのと、念願かなってついにお会い出来たという事に感激していたせ

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神々の故郷ネパール(3)

2007年9月25日(KIN115)。ポカラからのフライトは雨で、ヒマラヤは姿を見せてくれなかったが、ほぼオンタイムでカトマンズに到着。バンダ(ゼネスト)が頻繁に起きるような不安定な状況の中、こうして予定通り移動できるのは、相当ラッキーな事なのかもしれない。 空港から、巨大なストゥーパが有名なボダナート(チベット仏教の聖地)へと直行し、ドルマ(この旅でガイドを引き受けてくれたツェワンさんの妹)のパートナー、ペムシーと初対面する。坂本龍一似の優しい表情をした彼は、ラマ・ケツン

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神々の故郷ネパール(1)

高度3000mの聖地タクツァン(ブータン)を訪れた後、パロ国際空港から飛びだったKB206便は、神々しいヒマラヤの峰々を間近に臨む高度で飛び続け、僅か45分でカトマンズのトリブバン国際空港に到着。 到着ロビーを出て、いきなり視界に飛び込んで来たのが、何と、友人の悟郎さん!「仕事の関係ですれ違いかも」と聞いていたので、フライトが予定より早くなった事すら伝えていなかったのに、当たり前のようにそこに居るのだからビックリだ。しかも、お土産に手渡してくれた「よもぎエッセンス」は、出発

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