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「いい孤独」を味わう
今日はとても良いレッスンができた。
僕はバレエの先生をしていて、今日のクラスはより初心者向けの「ストレッチ&バレエ」。平日のお昼の時間帯のせいか参加者も少なくて、今日は二人だけ。それも僕のよく知っている方たちだったので、みっちりと「自分で本当に良いと思えること」をお伝えしました。
バレエの(ピラティスも)レッスンはいつも複数人、或いは何十人の参加者で行われ、先生は「正しいと信じるもの」を全員に伝え、それにそぐわない行動を取っている人を「注意して直そう」とする。教育、指導法として当たり前のように聞こえると思う。
初心者には構え、形、そして動きの基礎を教えないと「何も始まらない」。それもごもっともだと思う。
けれどバレエはもちろん、ピラティスも捉えようによっては、カラダを作り、カラダを使い、自己を表現して生きていくための『芸術』であるが故に、自分がどのように、どんな感じに、どうなりたいのか?を「自分で」育てていかないと、どこにも向かっていかないのが真実なのである。
何事にも、良い悪い。上手いとかヘタとかの基準はあると思うのだけれど、本当に大切なのは、どんな状態であれ「本当の自分」を見つけて、知ることだと思う。
「本当の自分」を見つけられるのは、自分しかいない。他の誰も、方法を教えてくれない。見つけてはくれない。答えを知ってるのは「自分だけ」。
そこには「いい孤独」が必要。
「孤独」って聞くと、なんかよろしくない印象を受けるかもしれないけれど、自分を最高に感じられるときは「孤独になれるとき」しかないんだよね。
偉そうだけど、僕はかなり若いうちにトップに立った。チヤホヤ褒め称えられたり、ガヤガヤ誹謗中傷の冷たい目を向けられたり。色んな意味でみんな「僕がどうなっていくか?どんな生き方をしていくのか?」に興味を向けてくれた。色んなアドバイスをくれたり、文句や嫌味を叩きつけてくる人たちもいた。
どんなにまわりの人に支えられても、こっちから頼りにいったとしても、リアルタイムで自分の人生を生きて、道を選んでどこへ進んで行くか決めるのは、世界でたった一人の「自分しかいない」のである。
でもよく考えてみると「誰もがみんな」そうなんだよね。
どんなに有名でも、どんなに一般人でも。
「本当の自分」を知り得るのは、親友でも運命の人でも、家族でもない。「たった一人の自分」なんだよね。
ちょっと「素敵な孤独」を、みんな味わってみてほしい。
レッスンは「自分らしさ」を追求するために行ってみようね。
to be continued...