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靴の寿命は「まだ履ける」では決まらない
靴の寿命は傷みではなく、靴底の形で決まる
「まだ履ける」「傷んでいない」——これが靴の寿命ではないことを、足管理健康法のセミナーを受けて初めて知った。
本当の靴の寿命は、靴底がまっすぐでなくなったとき。つまり、外側や特定の部分がすり減り、傾きが生じた時点で、靴としての役割を果たせなくなる。
靴の見た目がきれいで、表面が傷んでいなくても、靴底が傾いていれば、歩き方にも大きく影響を与える。歩くたびに傾いた靴底に合わせて足が無理な使い方をすることになるのだ。
かかとの外側がすり減るのは当たり前。でも、それでも履き続けていた。
かかとの外側がすり減るのは仕方ないし、当然のこと。だから、少しぐらい減っていても 「まだ履ける」 と思っていた。今まで、そうやって履き続けてきた。
でも、セミナーを受けた後、真由美さんのサロンに行って、自分が履いていたブーツの様子を見て驚いた。外側にくったりと倒れている。
そのとき、真由美さんが言った。
「外側が減ってるから、靴が外に倒れるんだよ。」
その言葉を聞いた瞬間、そんな靴でまっすぐ立てるはずがないし、正しい歩き方を意識しても歩けるはずがない という現実を受け止めざるを得なかった。
靴の形が歩き方を決める
私たちは 足の上に靴を履いているのではなく、靴の上に足を置いている。 つまり、靴の形が崩れていれば、そこに乗る足も必然的に歪む。
どんなに歩き方を意識しても、土台となる靴が傾いていれば、まっすぐ立つことも、正しく歩くこともできない。
これは、まるで建物の基礎が傾いている状態と同じ。どれだけ上の部分を整えても、土台が不安定なら、バランスを崩してしまう。
靴が崩れることで影響を受けるのは、足だけではない。膝、腰、姿勢全体、そして最終的には全身のバランスにも悪影響を及ぼす。
足と靴、両方を考える大切さ
だからこそ、足管理健康法では 歩き方と靴の両方 を提案しているのだと、強く納得した。
実際、セミナーをしてくださったチョウ会長は、**「靴を見れば、その人の歩き方や体調、体格がわかる」**とおっしゃっていた。その言葉を聞いて、さらに腑に落ちた。靴の形状やすり減り方が、その人の体のバランスや負担を示しているのだ。
足だけを整えても、靴が歪んでいたら無意味。逆に、靴だけを整えても、足の使い方が変わらなければ意味がない。
足の健康を考えるなら、まずは 自分の靴をチェックすることから始めるのが大切だ。
靴底の外側ばかり減っていないか?
片方だけ極端にすり減っていないか?
履いたときに傾きを感じないか?
こうしたチェックを怠ると、知らず知らずのうちに歩き方が崩れ、体のバランスを悪くする原因になってしまう。
靴の寿命を知ることが未来の健康につながる
この気づきが、私にとって 「靴を選ぶことの大切さ」 を深く理解するきっかけになった。
靴の寿命は、「まだ履けるか」ではない。 「靴底がまっすぐかどうか」こそが、本当の寿命のサインなのだ。
そして、それを知ることが、自分の体を大切にする第一歩になるんです。
あなたの靴、大丈夫ですか?