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「月の砂漠のかぐや姫」に、ファンアートをいただきました!!!

 とても嬉しいご報告です。
 ヤチダモの幹(わたむし)さんから、拙作「月の砂漠のかぐや姫」第25話に出てくる劇中歌の曲をいただきました!!!

 ヤチダモの幹(わたむし)さんは、現在北米にお住まいで、noteには、バンドとして発表する前の曲の素案や、独特の雰囲気を持ったイラスト、そして、読み手を引き付けて離さない文章など、様々な作品を発表していらっしゃいます。うらやましいぐらい多彩な才能を持った方です。(その上、元サッカー部とのことです。運動までできるなんて!!) なお、最近、バンドの形が見えてきたとのことで、曲についてはnoteから削除されています。
 僕は以前からわたむしさんの作る曲が大好きだったので、「曲をつける詩を募集します」というお話を聞いて、臆面もなくお願いしたというわけです。(*^-^*)/

 もともとが物語の中に登場する唄ですから、詩が物語の世界観を身にまとっています。それに曲をつけるということは、わたむしさんも御苦労されたことと思います。(^-^;
 でも、完成した曲は、「月の砂漠のかぐや姫」の作者たる僕もびっくりするほど、物語の雰囲気に合った曲でした。それに、劇中歌として考えなくても、大きな広がりと優しさを持つ、とても素晴らしい歌になったと思いました。このような宝物をいただいて、わたむしさんには、本当に感謝です。
 もちろん、こういうご縁をいただけた「note」にも感謝ですね!

 とても素晴らしい曲ですので、皆さんにも是非一度お聴きいただけたらと思います!!
劇中歌「古き唄 風」の記事
ヤチダモの幹(わたむし)さんのnote


 せっかくの劇中歌ですので、「月の砂漠のかぐや姫」と「劇中歌 古き唄 風」について、簡単にまとめました。これをわたむしさんがどのように料理されたか・・・・・・。ご自分が心に思い浮かべたものと、聴き比べるのも一興かもしれません。どちらが正解というものではありませんので。(*^▽^*)

【月の砂漠のかぐや姫】
 遠い遠い昔、人と精霊の距離が今よりももっと近かった時代の物語。
中国大陸の奥地で、自分たちの祖は月から来たと信じる遊牧民族があった。彼らは月の民と名乗り、自分たちと同じように月から来たものが風や大地と共になった存在と考える精霊を信仰しながら、厳しいゴビの砂漠で遊牧生活を行っていた。
 彼らが聖なるものと考える竹林で拾われた赤子は、竹姫と名付けられて美しい少女に成長した。やがて、彼女は乳兄弟の羽と共に、ゴビの台地へと旅立つことになる・・・・・・。(竹取物語をオマージュして、遊牧民族世界で再構成した、ファンタジージュブナイル物語です)
【古き唄 風】
 竹姫の先代の月の巫女が、精霊に力を求める祭祀で歌った唄。自分たちの兄弟、共通の祖を持つ同胞である、精霊に語り掛ける内容となっている。なお、この唄は古くから伝わるもので、月の民の各部族に少しづつ異なる内容のものが存在する。また、時代によっても少しずつその内容は異なる。拙作掌編小説「どうして忘れていたんだろう」にも、後代に伝わったこの唄が出てくるが、歌詞が短くなっていた。


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