「遠い」って人それぞれ
訪問看護で必ず確認すること。
ステーションから利用者さんのお宅までの「距離」だ。
新規利用の相談も「すみません、遠方なので対象範囲外です。」
日々の訪問でも「わぁ、遠いですね・・」
なんて発言が、事務所内でチラチラ飛び交う。
遠い=大変?
もちろん、訪問の効率や生産性を考慮すると、移動距離は短く・件数は多く。
移動距離が少ない方がスタッフの負担も少ない。
その分利用者さんのお宅でエネルギーを使ってほしい。
訪問看護での訪問先の「遠い」事情はさておき、最近、私の中で「遠い」って何?って思う。
私は、1つの事業所での訪問業務から管理業務に移行してからは、仕事をする場所が日替わりで変わる。
1日のうちでも、午前は本部、午後は○○サテライトと4箇所ある事業所を移動する。
昨年からステーション所長を引き継いだけれど、「所長の机と椅子」を私は持たない。
事業所間を移動する時間は、私の時間として使う。
事務所に居るときのように、誰かに相談や報告を受けたり、電話対応等で思考が中断しないのが良い。
運転中は作業はできないけれど、頭の中で仕事の整理をしたり、自分のリセットの時間として私は結構大事にしている。
そんなふうだから、スタッフが言う「遠い」の感覚がよくわからなくなってきた。
(スタッフの皆さんに誤解のないように言っておくけれど、「どんな依頼も断らずどこまでも訪問に行きなさい」ということではないです〜)
世界の何処とでもWEBで繋がる今は、距離は、「あるけど無いもの」になったように思う。
あるのは、「AからBまで移動する時間の流れ」だけ。
時間が流れていく間、何をするか。
そう思うと、遠いとかはどうでもいい。
時間だけは誰にも等しく平等だ。
今日は、気になっていた、角川武蔵野ミュージアムヘ。
電車で1時間半位。
遠い??
でも、ほら、Noteが書けちゃった。
読みたくて買ったけど、読めずにそのままにしていた本も読めそう。。
皆様良い1日を