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ちょっと休憩、雑多コラム

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訪問看護師ではなく、私として・母として・妻として・親にとっての子どもとして・人としての話。
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#学生

「お母さん、私ね、『何でもそこそこ出来る』ってことは、何の特技も無いってことなんだよね。」

春から高校2年の長女は迷走中である。 長女はさほど苦労しなくても、何でも器用にこなしてしまうタイプだ。 勉強も運動もそこそこやってのける。 絵が得意で油絵も高校1年の夏まで習っていた。(私が時々noteに挙げる絵は長女の作品です) 書道も作品を出品すると何か賞を頂く程度の腕前だ。 吹奏楽部でパーカッションをやっていて、ドラムなんかも叩いてしまう。 行事の際の○○委員なんかも手を抜かずに頑張るタイプ。動物が好き。 私が、長女の特技と思われることを色々挙げても、 彼女が言うに

私は、自分のことがずっと嫌いだった。

急に思い出したことがある。 看護学生の頃、保健所の地域看護実習。 実習指導者さんと実習以外の他愛もない話をしていた時、たぶん私の話をした時だった。 その実習指導者さんは男性だったか、女性だったかすら忘れてしまったけれど、私に向かってこう言われた。 「自分を大切にできない人は、他人の事なんか大切にできないよ。」 ・ 看護師を目指しているのは、手に職をつけ自立して、一刻も早く親の元を離れたかったから。 看護師そのものに興味がなかった訳ではないけれど、私は親から逃げるた