これからのセーター考
肌寒くなると、セーターが気になります。
太めの毛糸で編んだざっくりしたニットが好きです。毎年、秋冬の服を探すときに気になってしまうアイテムでした。
ところが今年の秋はいつまで経っても肌寒さを感じません。
逆に半袖をしまえなくて、ズルズルとTシャツを着てしまいます…。
ふと考えたのが「セーターを買っても、着る機会がどれだけあるのだろうか?」ということ。
思えばここ数年、通勤途中の電車の中や職場で暖房が効いているときなど、セーターが「暑い」と感じて汗をかいていたこともしょっちゅうでした。
特にわたしはヒートテック系のシャツをセーターの下に着ることが多いので、うっかりヒーターの近くなんかに座ってしまうと、ヒーターに近い側だけ熱くて低温ヤケドしそう…なんてこともありました。
テレビでニュースを観ていたら、日本の四季は二季になる、なんて報道をしていました。春と秋がだんだんなくなって、夏と冬だけになるというものです。
それはここ数年の自分の肌感覚に近いなと思います。
いまのご時世だとモコモコ・フワフワしたセーターを持っていても、暑いのを痩せ我慢して着ないと着る機会はなくて、快適に着る場面はしばらくないんじゃないかなと云うのが正直な気持ちです。
自分がフワモコのセーターを次に必要とするのは、80代くらいになって痩せ衰えて、ピッタリした服だと貧弱に見えたり肉が削げ落ちて寒いから温かい服が必要になる年齢になった時じゃないかと思います。別にわざわざ悲観的に考えているわけではないのですが、いまの気温や自分の体感とか、あとは洋服の素材の進化などを考えると、老人になってからしか必要ないんじゃないかと普通に思っています。
温暖化ってまだ少し先の未来と思いきや、めちゃくちゃ身近でした。
いま生きてる日本人は、四季のある日本を知る最後の世代になるかもしれないですね。
ついそんなことを考えてしまいました。
10年後、20年後に自分がこのnoteを読んだらどんな感想を持つでしょうか。杞憂ならいいのですが。
今日はこの辺で。それではまた。