ふつうの卵焼き
唐突ですが、卵焼きの話です。
家族のお弁当にほぼ毎日入れている卵焼き。
昔はよく甘い卵焼きを焼いていました。実家の母が甘い味付けのものをよく出していたからかなぁと思います。自分のスタンダードが甘い卵焼きでした。
子供用のお寿司に載っているような、卵焼きですね。
ある時から卵焼きは甘くないものを出すようになりました。
数年前、家族から「甘くないほうがいい」とリクエストがあったと記憶しています。
白だしが好きだったので、だし巻き卵を作るようになりました。
大好きな飯島奈美さんのレシピを参考にして。
卵3個、白だし小さじ1、水を小さじ2入れて3回に分けて焼きます。
実家の母は料理をいろいろ工夫するのが好きで、卵焼きもネギを入れたりジャコを入れたり、いろんなバージョンがありましたが、わたしは結局シンプルな卵焼きばかり作っています。
最大の理由は、家族みんなから文句が出ないから。
せっかく考えて作ってもネギが嫌だとか、いつものがいいとか言われて萎えたこと多数。
食育のためにはバリエーションを付けたほうがいいのでしょうが、自分のメンタルが疲れるのが嫌だ!と楽な方に落ち着いてしまいました。
あれこれ言った家族は忘れていると思うけど、言われた方は食べ物の恨みは忘れないのです!
恨むなら文句ばかりの過去の自分を恨んでね、っと。
かくして、我が家のお弁当には、ほとんど毎日だし巻き卵が入ることになりました。
冷食ばかりのお弁当で、ほぼ唯一の手作り品です(笑)。
何も考えずに作れるし、いつまで経っても作るのが楽しいんですよね。
綺麗に巻けると嬉しいし、逆に何年も作ってるのに失敗するときもあります。
でも味は変わらず安定のおいしさ。
すごく上手に作れるわけじゃないけど、誰にでもおいしく食べてもらえる一品。
なんてことない普通の卵焼きですが、いろんな意味でわたしの心の拠り所みたいな存在です。
今日はこの辺で。それではまた。