若いお母さんになりたかった?高齢出産をした私の今の気持ち
私は38歳で子どもを産んだので、いわゆる高齢出産※でした。
※高齢出産とは、35歳以上で初めてのお産をすることをいいます。
近頃は珍しくなくなってきたとはいえ、やはり周りには少ないように感じますね。
息子の学校のお友達のお母さんで同世代もいますが、上に大きいお子さんがいらっしゃる場合が多いです。
私の今の年齢だと高校生~社会人の子どもがいるのが一般的なのかな?
息子が保育園の時代は、自分が高齢出産だということをちょっと負い目に感じていた時期もありましたが、今はそんなことも無くなりました。
歳を重ねてから子どもを持つことも、悪くないと思いますよ。
息子の友達のお母さんの若さにびっくりする…
とはいえ、やっぱり自分の年齢が気になることは多々あるわけで。
先日息子のお友達のお母さんとLINE交換をしたんですよね。
このお母さんとは実際は会ったことがなくて、息子たちを通してLINEの友達登録をしました。
「いつも息子がお世話になっております。」というメッセージが送られてきたんですが、メッセージよりもまずその横のLINEアイコンに目を奪われまして。
若い!まぶしい。
女子高生のようなルックスで、可愛い猫耳みたいなのを写真加工で付け加えてるんです。
すぐ、拡大して凝視しました。
で、「可愛い~~!〇〇くんのお母さんって、こんな若くてかわいいのォォ~!?」と息子に絶叫。
息子は私に気を遣っているのか
「…うん、まあ。」
とわざと素っ気なく答えます。
もうここまで世代が違うと「若くて羨ましい」を通り越してしまいます。
私の母親は若くして私を産んだ
で、自分の小さいころを思い出しました。
私の母も私をハタチで産んだので、とても若かったことを。
母が若いことが当時はうれしくて自慢でしたから、私も二十歳くらいで子どもを産みたいと昔は思っていました。
「母親が若くてうれしい」というのはどういう心理だったんだろうと考えた時、子どもであるにもかかわらず、母親の見た目を気にする気持ちがあったということになります。
人から「〇〇ちゃんのお母さんは若くていいなあ…」と言われることも、そういった心理になる一因だったのかも。
そんなことを思い出していると、(息子は年を重ねたお母さんを持ってることをどう思ってるのかな?)とシンプルに気になってきました。
そしてつい、
「お母さん、こんなに年いっててごめんね」
と、息子がまた返答に困るような言葉をもらしてしまったんです。
直後にそんな問いをしたことを後悔しましたが、息子がすかさず
「ぜーんぜん!このママが好きだから。ママは可愛いし!」
って言ってくれたんですよ。
その言葉は素直にうれしかった。
息子は私の見た目のことはお世辞で言ってくれたにしろ、「このママがいい」という思いが本当に嬉しかった。
でも、本当に息子に気を遣わせちゃったなぁ。あんな変な質問するのはもうやめようっと!
高齢出産も悪くない
前置きが長くなってしまったのですが…
若いママじゃなくてごめん、って息子には思ってしまうんですが、実は高齢ママは割と精神的な余裕があって楽ちんです。
ただ、子どもの思春期と自分の更年期が重なりそうなので、そのあたりは今から不安ですが…まあなんとかなるでしょう。
私の20代といえば、自分で働いて自由に時間を過ごして、やりたいことをして毎日を過ごしていました。
若い時に自分の時間をたくさん使えて今があるので、(若い時にもっと遊んでおきたかった!)みたいな後悔をすることがないですよね。
今は育児に全力投球できます。
これまでの人生は、この子の母親になるための「前フリ」だったのかもしれないと本気で思ってしまうくらいです。
私はとても未熟な20代だったので、30代後半で子どもを授かったことは逆に良かったのではないか、と。
だから高齢出産も悪くない…と感じる今日この頃です。
自分の気持ちに素直になって
今回のテーマは私が個人的に思っていることなので、「高齢出産が良い」というわけではありません。
もちろん年齢が上がるにつれて妊娠しづらくなりますし、体力的には若い時に産むほうが良い、ということもあります。
人生って細かい選択の連続でつながっていて、どうなるか分かりません。
ましてや子どもは天からの授かりものだし、選択した通りになるかといえばそうではない。
もっと若い時に産んでいれば…と思うことは多々ありますが、果たして自分が若い時に子供を産む選択をしていたらどうなっていたか、…それも分かりません。
そもそも、20代の早いうちに結婚していたら、精神的にも未熟だった私は結婚自体続かなかったかもしれません。
このように今振り返ると(高齢出産、私はこれでよかったんだ)と思うに至ることが多々あります。
だから子どもをいつ産もうか迷っていたり、2人目をどうするか悩んでいたりする方は、自分の素直な気持ちに任せてみることも大事だと思います。
(本当は私はどうしたい?)って、実際に胸に手を当てて考えてみるのです。
そしてその末に下した選択であれば、「間違っていた」ということは絶対に無くて、いずれ振り返れば(これでよかった)と思うことでしょう。