WEBライターのはなし #6~書くことは難しくて面白い
WEBライターをはじめて人に読まれる文章を書くことを意識しだしてからは、以前より文章を書くことが難しくなりました。
…と同時に、やっぱり面白いとも感じています。
たった一行の文章でも、表現方法を変えたりテクニックを使うことで印象がガラッと変わるからです。
これを読んでくださっているあなたもよく使われると思うのですが、「体言止め」ってありますよね。
「体言止め」とは、名詞で文を終わらせることです。
便利だし、なんとなく文章にリズムが出るような気がしてつい使ってしまう体言止め。(←使いました)
古今和歌集などで使われている体言止めは、読んでいる側の想像を搔き立てるような美しさがあって情緒たっぷりです。
でもこれも深堀すると…
【動作に関連しない名詞】で止める場合と、「〇〇する」という形で動詞化できる【サ変名詞】で止める場合とでは、少しニュアンスが異なってきます。
①動作に関連しない名詞で止めている例
「学校を卒業してから5年。」
「1千年の歴史がある〇〇神社。」
②サ変名詞で止めている例
「手元の資料を読みながら解説者が説明。」
「上層部は、これを許容。」
①は明確に伝わるので問題ありませんが、②の場合はやはり「〇〇する」や「〇〇した」などとしたほうが丁寧で伝わりやすいという側面があります。
②については、「説明した」 「これを、許容しました」と言い換えたほうが読む側の頭にスっと入ってきやすい、ということだと思います。
体言止めは読む側に余韻を残すような雰囲気を与えるので、少し固いメディアでの記事などで伝える場合、サ変名詞は動詞にして使用したほうが良いのかもしれません。
このように文章はこだわり始めると色んな表現の仕方があって、(難しくも面白い…)と感じます。
私はWEBライターの経験があってもプロのライターではないので、本当に分からないことがたくさんあります。
これからも、書くことについて楽しく勉強していきたいですね!
(でもnoteでは、色々細かいことは気にせず好きに書いていきたいと思っている)
ブログでも体言止めについて分かりやすく書いています ↓ ↓