転職、46歳(vol.3)
退職願、提出。
カウントダウンが始まりました。
退職願を提出 金曜日、週末の夕方、社長室のドアをノックする。退職願をポケットに忍ばせドアを開ける。
突然で申し訳ありません。と切り出し、ささっと退職の意思を伝え退職願をテーブルの上へ差し出す。
風の噂は届いていたようで、ドラマチックなこともなく淡々と進む会話。引き留められることもなく、希望するスケジュールや引き継ぎについて、ただ淡々と。
実際のところ、営業の仕事を引き継げる人材はすぐにはおらず、社長に多大なるフォローをし