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自分というフィルター

人は皆、それぞれ感じ方が違うといいます。
例えば、同じものをみても感動する人がいれば、何も感じない人もいます。
楽しい気分になる人もいれば、嫌悪感を抱くといった真逆の感じ方すらありますね。
他人だから仕方がないと思うかもしれません。
しかし、この感じ方の違いは対他人だけでありません。

こんな経験はありませんか?
同じ映画を数年後に見たら印象が違う。それは自分の感じ方が変わったということです。
もちろん、その時の気分にも左右されるとは思います。
しかし、それよりは時が経過したことによる、自身の経験値の差によるものだと思います。
要するに、知識が増えたことで感じ方が変わったということです。

人は皆、自分というフィルターを通してものを見ています。
ですので、同じものを見ても他人とは違く感じます。
自分自身ですら、同じ物を見ても感じ方が変わるのです。
ありのままを見ることはできないので、錯覚や幻想に近いもしれません。
ですが、錯覚や幻想なら楽しいものを見てみたいと思いませんか?

そのためには、常に学び続け、知識を増やすことが重要に思えます。
なぜなら、知識を増やすことで、あらゆるものの解釈に幅を持たせることができるようになるからです。
選択肢が多い方が、楽しいものを選べる確率が高くなります。

処理流暢性が高いものを人は正しいと判断し、受け入れやすいという傾向があります。
処理流暢性とは、脳の処理のしやすさ=わかりやすさです。
要するに、人はわかりやすいものが好きで、受け入れやすいのです。
逆に考えてみてください。
機械が苦手な人に、スマホに変えたら便利だよと提案しても嫌がりますよね。
それは、わかりづらいものに対しての嫌悪です。受け入れません。

これは全てのことに当てはまるので、自分にとってわからないものだらけだと楽しくなくなるということです。
それゆえに、楽しむためには知識を増やすことが必要と思われます。
自分自身がアップデートされることで、フィルターの調子も上がりますよというお話でした。


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maruru
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