マガジンのカバー画像

読書感想文

22
読んだ本の感想文
運営しているクリエイター

2020年1月の記事一覧

塩田武士『罪の声』

 発売当日、電車の中で見かけた広告がとても面白そうで気になってはいたのだが、重い大判の本があまり好きでなく、手を出さずにいた。たまたまよった本屋で映画化されるということを知り、文庫本になり映画化までされるのだから疑いようもなく面白いのだろうと、久々に本屋で文庫本を買った。

 二人の主人公がそれぞれの視点で事件の中心部へ迫っていく展開が非常に面白かった。片や調べがついたことが、片や検討もつかないな

もっとみる