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日常小説:完全同時並列高速思考世界vol.2「パラレル勉強法」編

さて前回はパラレル思考とフラッシュ思考のやり方を紹介しました。
ここからは妄想をかなり含んだ内容になります。
なぜならパラレル思考をできた場合、こんなことができるんじゃないか、という私の妄想から述べるからです。
さあ今回はどうなるでしょうか?
ご覧ください。


周りを見渡すとみんな授業中でも他の勉強に勤しんでいる。
授業をあまり聞かずに。。。
なぜって?
私の通う学校でもこの時期は大学受験に突入するからだ。
私も大学受験にあたり様々な技術を取り入れたいと思っている!
私「とりあえず英語で点数上げて行きますか!」
友達A「のんは英語できないもんねー!!w」
Aがニヤニヤしながら嬉しそうにチャチャを入れてきた。
そんなAをみて私は反対に笑いをこらえながら
私「英語なんて今からやれば点数を採れるようになるのに、Aなんかすぐに追い抜くんだけど」
Aはそれを聞いて、怒りを抑えている様子だった。
それならとA「次の英語テストで勝負しますか??」
私はそれを快諾した。

日は変わって。。。
英語のテストの返却日。
Aは嬉しそうに私のもとに来て言った
A「シャーコラ!!キター!!98点(涙)!!のんには絶対負けてない!よかった。。全ての他の教科捨てて英語に全振りした成果やー!!!」
Aは今までにみたことない殺意を放ちながら英語のテストを受けていた姿を私は思い出していた。
そんな私はニコニコ笑いながら、Aの肩をポンポンと叩き自分のテストを見せた。
Aの顔から血の気が引いていくのがわかった。
A「100点??なぜ今まで勉強を一切してこなかったあんたが??」
私はニッコリしながら「天才と凡人の差ですよ」とさらにあおった。
Aはすぐに私の両肩を両手で強く握りながら、ブンブン前後に振った。
A「何で?のんのことだから何か方法があるんだよね?教えて?教えなさいよ!」
そのときのAの顔はかなり印象に残っている。
さすがに深刻な顔をしていたので教えることにした。

私「これもパラレル思考のおかげだよ」
Aはポカンとした顔で言った。
A「それって思考する技術だよね。何で英語で?」
そんなAに少し自慢げに
私「パラレルで思考して、片方の思考を英語で思考していたの」
Aは少し黙って
A「私と話しているときも英語してたってこと?」
私は軽くうなずいて
私「そうそう。四六時中英語で思考していたんだよ。英語はもともと言語だから思考と親和性が高いんだよ。だからそういう離れわざもできるん」
Aはそんなの詐欺だ~と泣きながら言って逃げていった。

私は家に帰り自分の部屋に入るとブツブツ、クマ、ウサギ、カバの三体ぬいぐるみに話かけ始めた。
私は歴史の勉強を始めたのだ。
三体中中央のウサギには話かけいるが、両脇のクマとカバのぬいぐるみは片手ずつに持っている。
私が両脇のぬいに目配せして何かを伝えるようにすると、クマとカバのぬいはそれぞれ違うリアクションをさせた。
そこに私の部屋の戸を叩く音がした。
私はどうぞーと言って扉の方をみた。
すると母が入ってきた。
母はぬいをみると一言
母「あなた本当に変な子よねー。教えた方が頭に残るっていうのはわかるけど。。。その方法、なんて言ったっけ?」
私は持っていたぬいを置いて、自慢げに
私「セルフレクチャー、私の場合パラレルセルフレクチャー!!パラレルだから3匹に頑張ってもらっているの」
母「そうそう!頭の中で両脇のぬいちゃんにも別々の科目のセルフレクチャーをしているって聞いたときは驚いたけどね!」
私は誇らしげに、で私に何用なの?と首を少しかしげた。
母は思い出したように
母「もうそろそろご飯よ」と言った。

説明
頭の中の思考を英語にするというのは、私個人の経験では文法やスピーキング能力がかなり上がる方法だと思います。この方法を使えばリスニング以外の能力はほぼ上がります。今作中の主人公はパラレル思考を使って、一つの思考スロットを英語に使いながら日常を過ごしました。これ以外にも作中の私は速記やソロバンといった技術も日常を普段通り過ごしながら習得したという設定です。このように頭の中だけでできるような訓練の必要な事柄は全てパラレル思考をすると、日常をのほほんと送りながら習得できることを期待しています。まだ妄想の産物ですができればかなり強力なスキルになるでしょう。

説明2
作中では3重にセルフレクチャーしています。これもたぶんに妄想が入っています。なぜならセルフレクチャーをパラレルにするにあたって、実際は2
つの思考でやった場合でさえちゃんとセルフレクチャーの意味があるのかわからないからです。頭の中でセルフレクチャーが意味あるのか?そもそも説明をパラレルにして思考を分散してもレクチャーの意味があるのか?色々問題があります。そもそもセルフレクチャーできるほどなめらかに思考できるのか?これも問題でしょう。


ここまででどうだったでしょうか?
セルフレクチャーはできたらいいな、というまさにドラえもんの歌のような産物です。
そういう意味では英語の方が現実的な方法だと思います。
パラレル思考をできたら得られる恩恵について垣間見た回でした。
今回はここまでで。

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