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本を一万円分買うチャレンジをやってみた

先日、池袋のジュンク堂で本を一万円分買ってみた。

先日といいつつ一ヶ月以上前の出来事だ。本ツイ!というYouTube動画に触発されて、一万円分の本をブラブラと本屋で買うのをやってみた。結果として、自分の思考の癖に気づく機会になった。

都心にある大きな本屋はやっぱり刺激的

久しぶりに池袋のジュンク堂を訪れた。

普段は目にしない本がたくさん並んでいて、ふらっと入るだけでも新しい発見がある。都心の大きな本屋は、何かと刺激的だ。新宿の紀伊國屋や東京の丸善もそうだが、改めて大きな本屋の良さを感じる。

今は都心から離れてしまったので、大きな本屋との縁が遠くなりがちだ。ネットやKindleも便利だけど、足を運んでこそ得られるものがあるから、行けるときには行きたいと思う。

一万円チャレンジで気づいた自分の思考のクセ

今回は、一万円分の本を買うという目的があったわけだが、実際には自分の思考の癖と向き合う時間だった。どんなテーマに関心が向き、何を手に取るのか。選んだ本が自分の無意識を映し出していた。

最初に買ったのは、頭にあったリベラルアーツのキーワードから選んだ天文学の本。

大学4年間の天文学が10時間でざっと学べる。この10時間シリーズをいくつか読んだことがあったので、思わず手に取った。内容は思ったより専門的で、じっくり読みたいなと思う内容だった。

このように、全く知らない分野を選ぶのも面白そうだなと思って始めたつもりなのだが、結局、そのあとはいつものノウハウ本に手が伸びてしまった。

Canva 基本&デザインTIPS! 無限に役立つ使いこなしワザ152。Canvaは普段から使う機会があるので、一通り使いこなしてみたくて購入。他にも何冊か手に取ったが、これが一番役立ちそうだった。

混植の本 フォントのカップリングガイド。平積みの新作で思わず手が伸びたが、InDesignで混植の経験があったので、その延長でつい購入してしまった。

結局これもノウハウ本。認めたくないのだが、やはりノウハウ本のクセが出てしまったようだ。なお、あとの一冊は、AWSの本を買ってしまったのでただただ仕事のことを考えてしまったというオチになってしまった。

もっと読まないジャンル、たとえば漫画も一冊完結や建築、薬学の本なども試せばよかったが時間切れだった。

自分の思考に気づけるチャンス

一万円分の本を買うというのは、自分の興味の対象に気づく体験だった。本を選ぶ行為が、無意識に自分の思考を映している。意識しても結局興味が強いものをつい買ってしまう。

でも、その上で無意識から脱却するためには、やはり本屋でないとダメなんだよなと今回振り返ることで気付かされた。また、「一万円分買う」という動機づけと時間制限も良い結果をもたらしてくれた。

また、機会があればぜひやってみたい。

引用画像:https://dl.ndl.go.jp/api/iiif/1182125/R0000028/904,427,3992,2768/,800/0/default.jpg

広瀬菊雄 編『千代紙集』,広瀬菊雄,大正15. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1182125/1/28/ (参照 2024-10)

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