テレワークのオンオフ切り替え問題は鏡を使って解決
テレワークの問題はいつまでも仕事モードになること
その場所にいればその場所にふさわしい振る舞いを人はとる。
社交場であり飲み会の席であり、子供でさえも学校と塾とおうちと友達とシチュエーションが違えば取る行動が変わるはずだ。その空間が人のモードを切り替えているとみる。
テレワークをする。在宅勤務をするということは、仕事と無関係だったはずの家というプライベート空間に職場という新しい空間が入り込むことになる。この切り替えを意識しないと、職場というある程度の緊張感を持った状態でプライベートな家という空間に居続けることになる。
NHKでも特集を組む程度には、オンオフの切り替えの事例を出している。
ここで、意識ではなく仕組みで対応しないと仕事とプライベートの区別がだんだんと曖昧になる。リラックスできない。いつまでも仕事をしている気分になるという在宅勤務者はこの罠に陥っている可能性がある。
そんな状態になっているテレワーク仲間の話も聞いたので、私がアドバイスできそうだなと思う対策をここでは示す。
理想は仕事専用の部屋を用意することだが難しい
東京一極集中(気がつけば人口1400万人突破)な部屋住みは、ワンルームと言わないまでも狭い空間を利用することになる。会社が別荘のごとく別空間として快適に使っていた人もいるはずだ。
そうなると、駅近や家賃重視をしていると部屋が狭いのがデフォルトとなり、仕事用の部屋を作ることがそもそも難しいのではないだろうか。
照明は空間を変えるお手軽な方法
照明に切り替えで部屋の空間の色そのものを変更するというのも手だ。仕事モードの空間を照明色で作る。部屋のムードを変える効果はある。
宿泊施設のホテルは白い光ではなく温かみのある光をとりいれることで、リラックス効果を産むようにしていると見る。昔ながらの蛍光灯の色は集中力を高める効果があっても、リラックスにはむかない。
例えば、間接照明をつけながら仕事に集中するというのは想像するだけでも難しそうだ。リラックスしてアイデアを練るといった方法には使えそうではあるが。
このアイテムがあるときは仕事をしているときだと決める
仕事のオン・オフ切り替えは照明のように視覚効果を利用すると気分が変わると思われる。オススメは仕事をしているときのモードを表すアイテムを側において、それがあるときないときで仕事モードをオンオフとするとよい。
この書を参考にしたがアスリートが成りたい自分になるために、アイテムを着けることでその人になるということが心理学視点で可能とのこと。
変身アイテムを用意して変身というのを言葉の宣言だけでなく、特撮ヒーローみたいにアイテムをつかって特定のキャラに変身するイメージを利用する。
これで無意識を意識化におとしこむことができ、仕組化することができる。
つまり、仕事する人モードになるアイテムがあればいい。いっそのこと、在宅だけどスーツにシャツというのもありだろう。制服を必要とする仕事の場合は着替えるだけで仕事モーになるはずだ。これを利用する。
もっと簡単にポケットに特定のペンをさしたらの条件や、室内であっても仕事用の時計をつけたらとか、フィットネス用の脈拍などをはかるものとか、Apple Watchとかなんでもよいだろう。
その瞬間に仕事をする人になればいい。部屋で変身すればいい。
私は、小さな鏡を利用している。
常に自分が映る状態を認識することで誰かに見られている状態で集中を保つことと、その鏡がある場合は仕事をしているとして、終わったら伏せるでモードを切り替えている。
仕事をずっとし続けてしまう状態は回避したほうがいい
寝る部屋とリラックスする部屋と仕事をする部屋。この全てがいっしょの空間という人もいるだろう。それだと、休んでいるときに仕事状態が目につくとなれば、無意識に仕事モードになってしまうはずだ。
これが原因で疲れがとれない。テレワークだとうまくリラックスできないといった現象が発生すると思われる。
最低限、パソコンで仕事をしているなら仕事用のパソコンをきちんと管理して閉じるなり、目に触れないなりかばんにいれるなどして、リラックスできる部屋造りを再度意識することが求められる。
在宅で仕事をするということは、衣食住の住の比重を見直す機会と言える。
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