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遊佐未森の『潮騒』がヤバかったので全アルバムを聴いた(その3)
遊佐未森のアルバム『潮騒』がヤバい
しつこいですが、この記事で言いたいのは「遊佐未森のアルバム『潮騒』がヤバいからみんな聴いたほうがいいよ!」という一点です。
遊佐未森の音楽はどう進化してきたのか?
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エレクトロニカ期
さてエレクトロニカ期です。
ここはアルバム『ブーゲンビリア』のみ。これがなかなか異色のアルバムで。個人的には大好きなアルバムです。
世間の動きとは関係なく自分の音楽を追及すると思われた遊佐未森が00年代前半のエレクトロニカブームに乗っかったのがこのアルバムです。
遊佐未森とエレクトロニカ、合わないはずがない!
エレクトロニカブームとは何だったのかは?はこちらの細野ゼミの記事を読むといい気がします。
このエレクトロニカのサブジャンルとしてフォークトロニカがあります。
遊佐さんが意識していたのはおそらくこのフォークトロニカの方でしょう。エレクトロニカに特徴的な電子音、グリッチノイズに生楽器、フォークミュージック、クラシックを合わせたもので、アイスランドのmúmが代表格。
2000年のアルバム『Yesterday Was Dramatic – Today Is OK』は衝撃的で、私も当時こればっかり聴いていました。
こちらは2002年の2ndアルバム『Finally We Are No One』より「Green Grass Of Tunnel」。
国内で象徴的なのは2002年のSKETCH SHOWのデビューアルバム『audio sponge』。
これらに対する遊佐未森の回答が2003年の『ブーゲンビリア』です。
いいじゃん! この路線をもう2枚ぐらい突き詰めて欲しかったなあ。
そして、このアルバム『ブーゲンビリア』にはもう一つポイントがあって、それが「流線」です。
エレクトロニカのアルバムになぜかプログレ曲が混ざってますw
もろにYesっぽい音とフレーズが出てきますね!
Close to the Edge な感じになってます!
次の記事はシンガーソングライター期から!