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R言語、マーケティングリサーチ、プログレッシブロック、園芸、遊佐未森、モダンチョキチョキズ(モダチョキ)。

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マガジン

  • 遊佐未森研究

    遊佐未森の音楽に関するアレコレ。

  • モダチョ記

    モダンチョキチョキズ関連のあれこれ

  • 70年代プログレ映像集

    主に70年代のプログレッシブロックの演奏映像。特に当時のTV番組で放映されたスタジオライブの映像で、原則として公式に公開されているもの。

最近の記事

遊佐未森と「伝説のスーパースター大全集」

遊佐未森の年譜の類を見ているとこんな一行を見つけた。 これ以上の記述は特になく、いったい何なのかよくわからない。 ……なんだけど、実はこれ見た記憶があるのです、私。 70年代のアメリカの音楽番組「The Midnight Special」の映像を紹介する番組で、メイン司会がうじきつよし、アシスタント役が遊佐未森。 当時はもちろんYouTubeなどないし、洋楽アーティストの歴史的映像を見られるTV番組は大変貴重でした。 NHKクロニクルで調べると、該当するのが3件。受信

    • 遊佐未森と鈴木慶一

      遊佐未森のデビューアルバム『瞳水晶』のブックレットを眺めていたら、THANKS TO の欄に「鈴木慶一&さえ子」の文字が。 鈴木慶一といえばムーンライダーズのリーダーであり、THE BEATNIKSの片割れであり、映画音楽、CM音楽、ゲーム音楽の大家であり、音楽プロデューサーとしても名を馳せる人物である。鈴木さえ子は当時の鈴木慶一のパートナー。 遊佐未森と鈴木慶一につながりがあるとは思っていなかったので、いったいどんな関係があったのか調べてみた。 『瞳水晶』のプロデュー

      • 『mimorama』版「Floria」が早すぎたトリップホップですごい

        結論を先に書くと、遊佐未森デビュー25周年記念ブック『mimorama』付録CDに収録されている’96年ライブ版「Floria」がその後のトリップ・ホップ/アブストラクト・ヒップホップを先取りしていてすごい、というお話です。 『mimorama』はまだ新品在庫があるようで定価で入手できます。ちょっと高いのですが、それに見合った内容と装丁になってます。 付録CDに収録されているのは’96年5月14日、日清パワーステーションで開催された「東京プリン」というタイトルのコンサート

        • 『改訂新版 前処理大全』のR言語サンプルコード

          2018年に発売された『前処理大全』という書籍がありました。 R言語、Python、SQLでデータを扱ううえで欠かせない前処理の効率的なやり方を網羅的に解説した良書で、発売当時、データ分析、データサイエンティスト界隈で大きな話題となりました。 そのバージョンアップ版が『改訂新版 前処理大全』です。 しかし、ここで大きな問題が発生します。前作ではR言語、Python、SQLでサンプルコードが書かれていたのですが、今作ではR言語に代わりPythonのPolarsが採用されてい

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        • 遊佐未森研究
          15本
        • モダチョ記
          3本
        • 70年代プログレ映像集
          3本

        記事

          RでPSM分析

          技術系の記事をnoteで書くとどうなるかの実験もかねて、RでPSM分析(Price Sensitivity Meter、価格感度分析)をやってみようと思います。 実はずいぶん前にもRでPSM分析という記事を書いたのですが、最近は専用のパッケージもあるようなので、そちらを使ってみようと思います。 昔書いた記事はこちら。tidyverse誕生以前ですねぇ。 こちらがPSM分析の専用パッケージ。 PSMとは何ぞや?という話ですが、アンケート調査の回答から消費者の内的参照価格

          RでPSM分析

          遊佐未森とプログレ

          遊佐未森をめぐる言説の中で、時折プログレという言葉が出てくることがある。 ここでいうプログレとはプログレッシブ・ロックのことである。 遊佐未森とプログレはいかなる関係にあるのか? ちょっと考えてみたい。 遊佐未森がプログレについてストレートに語っているテキストは見つからなかったのだが、いくつか断片的に触れているものはある。 いきなり笑われておりますが…… これは「流線」(アルバム『ブーゲンビリア』収録)について問われた際の第一声である。 「流線」は遊佐未森のプログレ曲と

          遊佐未森とプログレ

          遊佐未森『ALOHA MIMORITA LIVE SHOW at BUDOKAN Nov.10.1994』を観た。

          今日で『潮騒』リリース3周年だそうでおめでとうございます。 聴けば聴くほど新しい発見がある名盤ですねえ。 さて、実質『潮騒』からのにわかファンなもので遊佐未森の映像作品はほとんど見たことがありません。 昨年11月に再発された武道館ライブのBDがアマゾンで安くなっていたので良い機会と思い買ってみました。 95年にリリースされたビデオの2Kリマスターってことですね。 『アルヒハレノヒ』(94年9月)リリースを受けて94年11月に開催されたコンサートとのことです。この時期は

          遊佐未森『ALOHA MIMORITA LIVE SHOW at BUDOKAN Nov.10.1994』を観た。

          モダチョキを愛したミュージシャンたち

          "Musician's musician"という言葉があります。 一般的な知名度、認知率は低いけれどプロであるミュージシャンの間では非常に評価が高いミュージシャンのことです。 フランク・ザッパ、ブライアン・イーノ、トッド・ラングレンなどがその代表でしょうか。 モダンチョキチョキズ(以下モダチョキ)もまた"Musician's musician"の側面があります。 この記事ではモダチョキをこよなく愛するミュージシャン、アーティストを紹介します。 きゃりーぱみゅぱみゅきゃり

          モダチョキを愛したミュージシャンたち

          モダンチョキチョキズのメンバー紹介

          今年のモダンチョキチョキズのライブ開催が発表されました! 嬉しい! ところで、モダンチョキチョキズ(以下モダチョキ)のメンバーは200名を超えると言われております。 なんじゃそりゃ。 現在の令和モダチョキでステージに上がる主なメンバーは18名前後。 さらにサポートメンバーやゲストも加えると20名を超えます。 大所帯バンドというとスカパラや米米CLUBの名前がよく挙がりますが、スカパラも米米CLUBも9名。モダチョキはその倍です。 ここまで多いとさすがに一人ひとりの個性

          モダンチョキチョキズのメンバー紹介

          70年代プログレ動画 Rockpalast編

          70年代プログレ動画第3弾、Rockpalast編です。Rockpalastはドイツの公共放送WDRの音楽番組で1976年に始まり現在でも放映が続いています。 この番組のYouTube公式チャンネルでは過去の放送映像が大量に公開されています。 The Midnight Special、Beat-Clubは1曲単位のスタジオライブがほとんどだったのに対して、Rockpalastは30分以上のフルライブ映像が多いのが特徴です。 また、現在も続いている番組ということで最近のアーテ

          70年代プログレ動画 Rockpalast編

          濱田マリ『フツーの人』の毒

          濱田マリのソニー時代のソロ作品がサブスク解禁となりました。特に最初のソロアルバム『フツーの人』が注目です。 「え? 俳優の濱田マリって歌手だったの?」という方はこちらのインタビューをお読みいただくとよいかと。 さて、『フツーの人』に関してよく注目されるのは参加メンバーの豪華さです。 かの香織、菊地成孔、奥田民生、ヒックスヴィル、東京スカパラダイスオーケストラ、森岡賢、ECD、ゴスペラーズなどなど。 確かに豪華ですね。 しかし、このアルバムにはある毒が仕込まれています。す

          濱田マリ『フツーの人』の毒

          70年代プログレ動画 Beat-Club 編

          前回は『The Midnight Special』のプログレ動画をまとめましたが、今回は『Beat-Club』です。これもかつてのマニアにはレア映像の宝庫としておなじみの番組です。 『Beat-Club』は西ドイツのテレビ番組で1965年から1972年まで放送されていました。 なにしろ西ドイツの番組なのでドイツ出身のアーティストが多いのと、とにかく取り上げる時期が早い。どのアーティストも最盛期のちょっと前の貴重な演奏が残されている。そのあたりが『The Midnight

          70年代プログレ動画 Beat-Club 編

          70年代プログレ動画 The Midnight Special 編

          70年代のプログレッシブロックバンドの動画というのはかつてはなかなか目にすることができなかったもので、マニアは西新宿で大枚叩いてノイズだらけのビデオテープを買いあさったりしたものです。 これが現在ではYouTubeの公式チャンネルで最高画質で見られたりするのだからいい時代になったものです。 この記事では1972年~1983年に放映されたアメリカの音楽番組『The Midnight Special』の公式チャンネルで公開されているプログレッシブロックバンドの演奏を備忘録的に

          70年代プログレ動画 The Midnight Special 編

          遊佐未森『at the show BREATH』の話

          遊佐未森のアルバムはほとんど何らかの手段で聞くことができる。 ただ、2枚だけ入手困難なアルバムがある。 『at the show BREATH』(2004)と『concert 2009 | 銀河手帖』(2009)だ。 どちらもライブ盤で、遊佐未森が以前所属していた事務所からリリースされ、通販とコンサート会場でのみ購入できたらしい。 いわゆる公式ブートレッグという奴だろう。 このうち『at the show BREATH』を手に入れたので軽くレビューしてみる。 2004年

          遊佐未森『at the show BREATH』の話

          『潮騒ブック』の話

          前回の記事で『遊佐未森35周年記念ブック』について書きましたが、今度は『潮騒ブック』について。 こちらは「潮騒ツアー」のツアーパンフの位置づけ。 関係者のインタビューや遊佐さん、外間さんそれぞれの制作日誌が非常に興味深いです。 この本を読んで「遊佐未森の仕事」と「外間隆史の仕事」がやっと理解できた気がします。 外間隆史といえば遊佐未森を語る上では避けて通れないプロデューサーです。しかし、私のこれまでの記事では意図的に言及を避けていました。なぜなら、何してる人かよく分か

          『潮騒ブック』の話

          『遊佐未森35周年記念ツアーブック』の話

          遊佐未森さんのコンサート cafe mimo Vol.23 ~春爛漫茶会~(2024年4月7日)に行ってきました。 遊佐さんの単独コンサートに参加したのは初めてだったのですが、大変良かったです。 ゲストのモモンガ・コンプレックスの舞踏も遊佐さんの世界観をうまく表現していてマッチしていました。 特に個人的に大好きな「君のてのひらから」を聴くことができたのはとてもうれしかったです。 さて、コンサートといえば物販も楽しみの一つです。 今回は資料的価値を期待してツアーブックを三冊

          『遊佐未森35周年記念ツアーブック』の話