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【マンガでわかる】価格のマジック?最初に金額の高いものを提示されると、次に提示されたものを安く感じてしまう話【アンカリング効果】


金額の高いものを提示されると、次に提示されたものを安く感じてしまう話をします。

これは以前僕が(恐怖)体験したことです。

アンカリング効果

これ現象は心理学用語で言うと『アンカリング効果』と呼ばれるものらしいです。

アンカリング効果とは、“最初に提示された数字や条件“がが基準となってその後の判断が無意識に左右されてしまうという心理。

船が一旦アンカーを下ろすとそこからほとんど動けなくなると言うことになぞらえられているらしい。

僕の場合、最初のグッチの財布の金額(6万円)が基準になってるから、そのあとのニンテンドースイッチの(2万円※switchlightの方)
が安く感じたというわけです。

恋人でも何でもないただの後輩にスイッチを買ってしまったのだから、この『アンカリング効果』というのは絶大なパワーを持っているんでしょう。

この知識を知っているのとそうでないのとでは、今後の人生において、損をする可能性もありえます。

そんな損失を回避するために知人から情報収集をしたところ、いろんな話が聞けたので紹介します。

不動産屋の事例

実は一部の不動産(特に賃貸系)業界では結構あるあるのテクニックみたいです。

最初に提示したもので尺度が決まるので、内見をしに来たお客さんに対して最初にめちゃくちゃぼろい部屋を見せる。

そのあとに中の下くらいの部屋を見せると、その部屋がめちゃくちゃよくみえる。

そうやって(売れ残り物件を)どんどん契約を決めているそう。

・・・そういえば、その話を聞いてて思い出したんですけど

僕が22歳で東京出てきて家探しするときに、最初に内見した部屋がタイの山奥にあるようなアパートで

なんと二階の廊下の床がスッケスケの金網だったんですよ!!!!

「女の子だったらこれパンツ丸見えじゃないですか!!!!」って突っ込んだのを思い出しました。

あれはアンカリング用の物件だったのかな~。

※ちなみにその物件に女の子は住んでいなかったので安心してください。

人材紹介会社の事例

結構、人材紹介でもあるみたいです。

「企業の紹介を受けたいです」って言ってきた求職者に対して、最初その人の希望している条件とは”若干ずれるような求人”にまずは面接に行かせるらしいんですよ。

で、その後に割とその人の”条件に合った企業”に面接を行かせると、“決定率(内定を承諾する確率)“が上がるそうです。

人材紹介の事業は求職者が入社をするとお金が儲かる仕組みなので、儲かりますね。

※もちろん全部の会社じゃないですよ!

身を守るために、こういう心理学って知っておいたほうがいいよね

一応この記事の最後の目次を『身を守るために、こういう心理学って知っておいたほうがいいよね』としたんですけど

改めて考えて思ったのは、別にこのテクニック自体が”悪いこと”ではないなぁと思ったのです。

どういうことかと言うと、例えば人材紹介の求人でA社もB社もC社も紹介されたところが求職者の希望にあっているからといって”ほぼ全部同じ条件”だったら、その人ってめちゃくちゃ決めるの大変だと思うんですよ。

だけど、あえて紹介する側が順位をつけてあげることによって、求職者にすごく選びやすいようにさせてあげてるっていう捉え方もできると思うんですよね。

なので使う側が善意をもってアンカリング効果を使っているならば、別に悪いことではない。

ただ、このテクニックを明らかに悪意を持って使ってやろうというケースがあるので、そういう人たちから身を守るためにこのテクニックを知っておく事はすごく大事なことなのではないかなと思います。

そんな感じで今日は以上です。

ではでは~!

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