孝行は金儲け
■孝行はお金儲けに繋がる?
「そんな不謹慎な!」といって立腹するまえに、読んでみて欲しいと思います。
誰しもが豊かに安心して暮らしたい。
しかし、ただ働けばいい訳ではありません。
若い頃は勢いでかなりの所までいけます。
しかし時間がたてば経つほどに、何もかも思い通りにならないことがはっきりしてくる。
■源泉はどこにある
私達は得たものを失うことを経験し、それによって得るのとの難しさ、保つとこの難しさを思い知る。
偶然、たまたまは通用しないのが世渡りでしょう。偶然ではなく、多方面に恵まれてこそ、豊かさも安心も成り立つのだ。
その為にどうしても必要なことが、
先祖を祀る、知る、敬う
ということ。
とはいえ、これはそう簡単な事ではない。
親先祖の徳がなければ、私たちはこの世に生まれることができない。
生まれ出ても、為す術がないのである。
その上で正常な判断力、相応に丈夫な体があることは、親先祖の愛情、恵み、徳があってこそのことである。
この事実を認めることは容易ではない。
少なくとも私はそうだった。
天地の理法
木はその上の枝と同等の根を持つという。地面を境に、上と下とが鏡合わせのように相関関係にあるらしい。何世代にも渡って蓄積してきた生き方だと言える。重心が安定するには、するだけの道理を踏まなければならない。それをある木が、「そんな言い伝えは関係ない。私は私のやりたいようにやる」とやりだしたらどうだろう。いずれ嵐や暴風雨で倒れてしまうのだろうと思う。
自らの根となる存在へ感謝し、敬っていくことが、豊かさと安心の土台になる。それは天地の理法と言ってもよい。
語弊を覚悟の上、そのことを端的に
「孝行は金儲け」
と表現している。
たとえ動機がどうであれ、孝を実行する行いが重要だと思う。
思いだけ立派であっても何にもならない。
金儲けになると思えば、親孝行の一つでもしてみるか、となるだろう。
たとえ動機が不純でも、中身が空っぽでも、形だけでもいい。
その行いは天地に記録され、自分が救われはじめる。そうすると身の周りに様々な変化が起き、物事が良い方向に向かい始める。
■間違いのない一歩とは
・孝行とはなにか?
・どうすることが孝行になるのか?
そう考え始めることが、豊かさと安心の一歩一歩になっていくと思う。もちろん、答えは画一ではないだろう。
孝は経済学を超える
経営の神様 松下幸之助氏は、
「『孝行は百行のもと』と古人の教え実にそのごとく、孝の道は単に父母への仕えにとどまらず、すべての環境に対し誤りなき生活の基準となるもので、孝心の厚い人は、どこでどんな仕事に携わってもおそらく間違いのない人であり、必ず立身出世できる人である。」
と話している。
成功している人ほど親先祖を大事にしている話はよく聞くが、このことを表しているのではないだろうか。
孝の実行は経済的発展の基となる。
みんなで孝成功者になりましょう。
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