見出し画像

男は奴隷。女はバカ。私こそ女王。

男ってマジで簡単。バカな生き物だわ。

おっと、本音が出てごめんなさい。(笑)金と権力を持った男にちょっとすり寄れば、あっという間に飼い慣らせる。いうこと聞く犬になるのよ。この世界に王様なんかいない。美しさと知能を兼ね備えた私、つまり女王しかいないわ。私は今、世界的な有名企業の幹部を勤めているけど私のやり方に間違いないの。


この世界、特に日本は男性優位の社会よ。それは間違いないわ。昭和の時代だって息を吐くようにセクハラをするキモオヤジ(笑)を何度見てきたことか。気持ち悪いったらありゃしない。そんな奴に社会進出を邪魔されて嫌になって泣いた女が何人いたことか。でも大丈夫なのよ。

力で勝てないなら頭を使って脅せば男どもは思い通りに動いてくれるの。でも上に上がるための勝ち方は簡単よ。少し露出の多いミニスカートを着てさりげなくボディタッチ。お酒が入ればとんとん拍子で男の方から距離を詰めてくれるわ。

それでもしセクハラまがいのことをされたら証拠をとっておくの。女性の方がか弱いんだから密室に連れ込まれても「無理やりだった」と脅せばいいわ。特に相手が妻子持ちならこの効果は抜群よ。

そして、男をダシにして金と権力、そして地位を奪ってみせるの。ちょうどいいポジションを確保して組織のトップに男性を添えておけば男性が責任をとってくれるから、何かあっても私には火の粉が降りかかってこない仕組み。

最近の若い女どもは私のように、性欲丸出しのエロオヤジを捌いてのし上がってくるタイプはいなくなった。張り合いがないわねと「オバサン」みたいなこと言ってみるけど、若い人たちは女性の進出を進めてどんどん上の地位に登る子が増えちゃったわ。

おかげで私としては上の地位に女性が就いていたらバカな男共のようにコロっと手のひらで転がせないから少し残念だわ。令和の時代に働くようになった女たちは「正当な」努力をしないといけないから大変ね。この時代に生まれてたら倍努力しなければならなかったみたい。

でもよかった、時代が違って。「オバサン」でほっとしたわ。(笑)それに日本はまだ年功序列が他の国に比べて残っているし、経験という名目で若い子達より上の地位に私はいるから高みの見物をしてるの。


ただ、昨今のフェミニズムの影響でゲームのルールは変わったと思うし、私のようなタイプに不利になったと思うけど逆に精一杯利用させてもらうつもりだわ。

今まではバカな男をうまく丸めて手のひらで飼い慣らすだけだったけど、最近のMetooなんて運動があるじゃない。数々の権力者のセクハラに耐えてきた私だから暴露できるネタはたくさんある。

それをネタでネット記事や雑誌に売り込めば私を応援してくれる味方は増えるはず。そしてまた地位と年収がアップする。もしくは今流行りの「女性が活躍できる社会」「誰もが安心して暮らせるまちづくり」なんてことを訴えれば、簡単に議員になって日本を牛耳れる気がするわ。

日本のジェンダー指数が世界で125位くらいとかなんだか知らないけど。またエロ議員たちを手玉に取れば権力は握れる。私自身に女の魅力がなくなる年齢であっても若い女を斡旋すればそれだけで「社会に必要とされる存在」になるからねえ。

男からは女を斡旋してくれる人、女からは頼り甲斐のある姉さんという感じで上手くやればそれなりに信頼を勝ち取れるの。


でもこれまで数々の男と遊んできて、大抵が権力に近寄るためのものだったけど本命の男もいた。続かなかった。私が打算的すぎて価値観が終いには合わなくなってしまった。

それに本命ができていつでも呼べるアッシーくんのような男を手放してしまうのは利用価値がああるのにもったいないと思えた。

一方で、これだけ男と一緒にいると周りから「あいつは遊び人」「あの女はビッチ」と影口を叩かれることも多かった。まあ遊び好きなのは的を得てるのかもしれないけどね(笑)最初の頃は陰口が気になっていたけど、段々と気にならなくなていった。

私に文句を言ってくるのはほとんどの場合、可愛くない女。ブサイクたち。自分の人生が上手くいかないから僻んで私を叩いてくるだけ。ごめんね、可愛くて。ごめんね、年齢とともに見た目も老けなくて。


「女の敵は女」そんな言葉をこの人生を通してよくわかった。私がとんとん拍子で人生をエンジョイしてるのを見て発狂したように絡んでくる。

そういった奴らがいい年こいてフェミニズムの運動に目覚めちゃって、社会に不平不満をぶち負けてるの。お前らにそんな価値ねえっつーの。私がそんなに憎いなら私より稼いでごらんよ?男に劣らず出世してみなよ?まじでくだらないわ。


私は高らかに宣言するわ。この世界で女が頂点を目指そうと思ったら、女であることはハンデにならない。女の美と色気を武器にしてバカな男をホイホイ集めて手なづけるの。組織の社長クラスに近づければほぼ勝ち確定よ。

何か他の奴が絡んできても「トップ公認」という盾があるから大事にならない。むしろ組織のトップに近づいて側近に置いてもらう。何か不祥事が起これば身代わりになって退場してもらい、敵がいなくなったら私が上に立つ。

ねえ女さん、私の人生戦略のどこに噛み付く場所があるの?この世界で頂点にふさわしいのはバカな男じゃない。女よ。猛獣使いのように男を取り扱ってのし上がるの。それさえできない奴は一生僻んで文句を言っていなさい。


今日もあくせく汗流しながら必死に頑張ってる(笑)あなたたちの姿がおかしくてたまらないわ。

参考文献
・「女帝 小池百合子」