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他責と自責が隣り合わせ、日々の人種間緊張を綴った『クラッシュ』(2004)

2006年のアカデミー賞作品賞・脚本賞・編集賞を受賞していた『クラッシュ』、私自身は公開当時まったくスルーしていて、その翌年に見て衝撃を受けた作品です。この作品はもっと知られていいと思うのと、2020年の文脈で見てもすごく考えさせられるので、おススメの気持ちを込めてここに綴っています。

監督とキャスト

ポール・ハギス監督はカナダ人、テレビ番組の制作の後に初めて映画『ミリオンダラー・ベイビー』(2004、クリント・イーストウッド主演、監督)の脚本賞を受賞。同年、お膝元のトロント映画祭で『クラッシュ』がワールド・プレミア。自身の関わった映画が2本(2年)連続でアカデミー賞受賞と言う、史上初の快挙を遂げました。

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