vol.64 「賢く楽しい」家づくり、を編む
こんにちは。個人邸設計部の川島と申します。
ブルースタジオでは、個人のお客様の家づくりをメインに担当をしております。
皆さま、今年の目標は決めていますでしょうか?
2025年、私が大切にしたい言葉として「意」を掲げることにしました。
【意】
“音 (ことば) を耳にして、気持ちを心で察する” という意味があります。
まさに、私たちが普段から大切にしていること。家づくりの際に、気軽にコミュニケーション・対話ができるような存在でありたい・・・!
これから家づくりをしようと思っている方、物件探しをしたいけれど 何から始めて良いのかわからない方、"担当者との相性が大切"と思っている方、そんな皆さまに向けて、今回は私たちが考える家づくりについてお伝えできればと思います。
1.ブルースタジオの家づくりとは?
「物件から物語へ」
暮らしに合わせて家を作る。
そんな思いから、中古住宅を買ってリノベーションを行う人が急速に増えています。「私たちの暮らしはこれから成熟期に入ろうとしている」と、よく聞くようになりました。「本当に大事なことは何か?」について考えたり、ものを大切にする丁寧な暮らしに価値を見出したり、日々の暮らしに"物語"を求めるようになったり。これまでとは違う、新しい"クオリティ・オブ・ライフ"が求められています。
そんな中、当然「家」にも変化が訪れています。
「家」は暮らしを覆う箱だから、ひとりひとりがそれぞれのストーリーに沿ってつくり上げた賢くて楽しい家をつくる。それは、誰にでも実現可能な、暮らしの選択肢でもあると私たちは考えています。
こんな暮らしがしたい! こんなコトできる? こんなモノつくれる? から始まる家づくり。
日常に対する些細や気づきや、斬新な発想から、アイデアを膨らませて、暮らし方の想像をカタチにしています。
ブルースタジオでは、不動産のプロ × 設計のプロが連携し、安心して家づくりを進められるサポート体制を整えています。
ココが大事! 設計スタッフも行く物件探し。その場でリノベーションのアイデアを!
物件をご案内している不動産の担当だけでなく、私たち設計スタッフも実際の物件をご案内し、リノベーションを想定して住まいの可能性をお伝えすることもあります。素敵な物件に出会いお客様とひとしきり盛り上がると、その場でリノベーションのプランが思い浮かぶことも。暮らしのイメージが見えてくると、購入の検討がしやすくなりますよね。
逆に、例えお客様がその物件を気に入っていたとしても、調査によっておすすめできない状態であれば、そのリスクをきちんとお伝えします。
それは、物件探しは不安なく、とにかく「後悔してもらってはいけない」という、ブルースタジオのスタッフ共通の思いがあるからです。
2. サポートするのは、こんな人
家づくりにおいて、どんなことが気になりますか?
今や情報過多の時代ですから、気になることを調べ始めたらキリがありません。立地、環境、費用、デザイン、不動産価値、担当者との相性など、様々な要素があると思いますが、総じて「後悔しながら暮らしたくない」という点に集約されるのではないでしょうか。
ということは、「心強く、相性が良い人」が担当であって欲しいと、私だったら思います。そう、担当者との相性、気になりますよね。
言わずもがな「コミュニケーションと対話」
ちょっと大袈裟かもしれませんが、あえて・・私たちは心のキャッチボールを大切にしています。言いたいことを飲み込むような関係ではなく、なんでもぶつけてください。(お手柔らかに・・ぶつけてみてください)
下のスタッフのイラストを見ると、ほんわりしているように見えるかもしれませんが、皆さまの声に耳を傾け、パリッと導きます!
不動産部・個人邸設計部から活躍しているスタッフについて、設計経験8年、社歴は一番短いワタクシ"川島"が、忖度しながらご紹介します・・!
3. 賢い家づくりには、不動産と設計の連携が必須!
物件契約まで油断禁物! 競合相手に負けないメンタルの作り方
さて、ここからは不動産部の本多にバトンタッチします!
根気強く続けてきた物件探し。「この物件を買いたい」と思った時に、迷っている時間はないのでしょうか?
ほぼ、ありません・・! それはなぜ?
家訓風に書いてみます^^
一つ、手に入れたいと思う物件に出会うことは、稀である。
二つ、良いなと思う物件は、他の人も狙っている。
三つ、つまり、早い者勝ちになる。
四つ、物件を押さえることはできない。
五つ、ローンの事前審査が通らないと土台に乗れない。
六つ、迷ったり悩む時間はない。
七つ、突然のソレに動じないメンタルをつくる。
この「五」に該当する、「住宅ローン事前審査」
私は1分1秒を争うとさえ思っています。
のんびりしているとせっかく気に入った物件を契約できないといっても、過言ではありません。本当に。私たちにできることは、不動産と設計の連携によって、最速で動ける体制にしています。「七」については、一緒に物件を巡って準備体操を重ねることが大事です。
具体的には…
リノベーション費用を住宅ローンに組み込む場合、設計間取り図や工事の見積書が必要になることがあります。素早くプランや見積書を作成することで、最短での審査が可能に。間取り図をつくるのも、見積もりをつくるのも、本来はそれなりに時間がかかります・・。
もっと詳しく知りたい方はこちら
損はさせません。ぜひご一読ください。
リスクが伴うこともある、リノベーション。
リノベーション前提で物件を購入する=完全オーダー品となります。完成品を購入するわけではないため、物件によって条件がさまざま。リノベーション前提での購入には、気をつけるべきポイントがたくさんあります。
例えば、古いマンションは下記のようなリスクがあります。
外部に通ずる穴がなく居室にエアコンが設置できない、排水や換気のルートによって水回りの移動ができない、梁の位置や高さによってプランニングが制限されるなど。
反対に、築浅物件やタワーマンションでも、設備が天井裏に集中していたり、工事時の条件が厳しいことから工期やコストに影響が生じるなどのリスクがあります。
古い物件も、新しい物件も、それぞれの良さ・注意点があります。専門的な知識を有する設計スタッフが事前に現地調査を行うことで希望のリノベーションが可能か、デメリットが生じないかを事前にお伝えすることができるのは、25年の実績があるから。
「直感」はあなただけのもの。 難しいことは私たちにお任せください。
ちょっとだけ、小難しいことをお伝えしましたが、家づくりで大事なことは、技術的な知識を増やしてください、ということではありません。その部分は、むしろ頼りにしていただき、物件の内覧時に感じる「直感」に集中してみてくださいね。
4.事前調査が"肝"だった、リノベーション事例
リノベーション前提で物件購入をする場合は、建物の構造や設備、マンションならではの管理規約など、様々な条件を物件の契約前に確認した上で進める必要があることがお分かりいただけたと思います。
ブルースタジオが仲介する物件の事前調査は、無料で動きます。
ここでは、事前調査が肝となったリノベーション事例をいくつかご紹介します。
木造戸建 〜購入前に構造を検討しました編〜
二人で料理しやすい大きな壁付キッチンを希望されていたご夫婦のお住まい。
キッチンまわりはいくつかの壁で区切られており、実現するためには壁を撤去する必要がありました。希望が叶わない場合は購入中止の形も考えましたが、撤去ができた場合・できなかった場合の2パターンを何度も検討し、物件の可能性をご提案。とにかく購入時の不安を取り除くように努めました。最終的には壁が撤去できるという結果に!当初の希望を実現したキッチンの完成。
マンション 〜タワマン・スプリンクラー編〜
60代ご夫婦のご依頼は、飼っている2匹のビーグル犬と共に心地よく暮らすことを考えた「終活のためのリノベーション」。タワーマンションの高層階であるため、スプリンクラーが設置されており、間取りによっては大きな移設費用が掛かってしまいますが、本当に必要な改修を見極め、大幅な間取り変更は行いませんでした。無駄なコストを抑える事で、犬が汚してもお手入れがしやすいよう大部分をタイルの床にするというかねてからの希望を実現する事ができ、犬にとっても過ごしやすい住まいに。
マンション 〜遮音規定・管理規約に要注意編〜
愛犬のパグとの暮らしを楽しむためのリノベーション。このマンションは管理規約が厳しく、場所によりフローリングの使用が禁止となっており、床材に制約がありました。室内飼いのためフローリングにしたいというお施主様の思いがありましたが、汚れても貼り替えが可能なタイルカーペットをご提案しました。カーペットは舞った毛を吸着させ、足も滑らないので、愛犬にとってもベストマテリアル。最終的には、多様な床材が組み合わさり、人にとっても変化を楽しめる空間に。
番外編 将来のライフスタイルの変化を見据えて
家づくりの後も、ずっと続いていく人生。家族が増えたり、生活の拠点が変わったり、変化は突然やってくる。私たちには、家づくり25年の失敗と成功の蓄積があるからこそ、できることがあります。
1.将来を見据えたプランニング
ライフステージの変化に合わせたプランのご提案。
例えば、将来の改修工事がしやすくなるような下地を作ったり、経年変化を楽しめる素材をセレクトしたり、想像することを諦めずプランの計画を練ります。価値を上げるプランを追求するのが、私たち設計の任務です。
2.住まいの賃貸化、売却化
一時的な転勤が決まり、数年間賃貸に出したい。またはライフステージの変化に伴って売却し住み替えをしたい。
どちらも、ただ探すだけではなく「その暮らしの価値」を見つけ、しっかり訴求すること。何年経っても色褪せないオリジナルの愛着ある住まいを住み継いでくれる人を探す、お手伝いをしています。
5.さあ、街に出て物件を見に行きましょう。
さてさて、最終章です。
家づくり、気になる不安はたくさんあれど、あまり勉強しすぎてしまうと、逆に「どうしよう?」「どの会社に依頼しよう?」と迷ってしまいますよね。
大事なのは、勉強したことを上手に使って、何が一番大切かを考えることだと私たちは考えます。リノベーションを考えるときや物件を選ぶときには、「なんとなくこっちがいいな」と感じる「直感」も大事にして、専門家の人のアドバイスを聞いたり、信頼できる人に相談したりすることが成功への秘訣です。
ブルースタジオで家づくりを始めたい方は、こちらのフォームから個別相談のご登録が可能です。私たちと一緒に家づくりを楽しみましょう!
ご相談お待ちしております。