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映画「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」を観て
12月30日、「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば」という映画を観た。2004年のアメリカ映画で、原題は「Beyond the Sea」。ケヴィン・スペイシー監督の作品だ。
キャストは、ボビー・ダーリン役のケヴィン・スペイシー、サンドラ・ディー役ウィリアム・ウルリッチ、メアリー役のグレタ・スカッキ、スティーヴ・ブラウナー役ジョン・グッドマンなどである。
戦後アメリカのショービジネス界で活躍したボビー・ダーリンの生涯を、映画化した伝記映画。幼いころに心臓を病み、15歳までしか生きられないと診断されていたボビーは、音楽と出会い、その才能を開花。やがて『スプラッシュ・スプラッシュ』をヒットさせ、成功を収め、映画『九月になれば』で共演したアイドル女優サンドラ・ディーと結婚するが……。
といった内容。
で、観終わっての感想。
母は祖母、姉が母だった。
母は祖母で、姉が母。
何を言っているか分からないでしょ?映画を観た人にはわかるのです。
最後の最後に衝撃的でした。
何で、姉が席の件であれだけ憤慨していたのかが、わかるような気がします。そうだったのか・・・そんな、どんでん返しのシーンが終わりごろに来ます。
ボビーはチームで成功した
ボビーには、彼を支える仲間たちがいます。
彼一人では決して成し得なかった成功。彼の成功は、チームにより成り立っていたことがわかります。ショービジネスとしては成功したわけですが、家族としては成功したのか、そこには疑問符が残ります。
妻が可哀想に感じる
ボビーの策略により、アイドル女優だったサンドラを妻にすることができた。しかし、妻は本当に幸せだったのだろうか。家族よりもボビーは自分の成功を優先しているように見えます。そして、彼のチームは、家族以上のつながりのようにも見えるのです。観ていてサンドラが可哀想になるシーンがあります。スターの妻になるということは、家族としては満たされないということかもしれません。
かつら、名前の変更など
このチームは、ボビーを売り出すために、名前を変更したり、かつらをかぶせたり様々なことを行います。そしてついに、ボビーはスター街道を走ることとなるのです。
ボビー・ダーリンのことはこの映画を観るまで全く知りませんでした。
一人のスターの生涯ですが、やはり波乱万丈でないと、簡単にはこの世界で躍り出ることはできないと感じた内容でした。