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映画「マイ・フレンド・メモリー」を観て
11月23日、「マイ・フレンド・メモリー」という映画を観た。1998年のアメリカ映画で、原題は「The Mighty」。ピーター・チェルソム監督の作品だ。
キャストは、マックス・ケイン役のエンデン・ヘンソン、ケヴィン・ディロン役キーラン・カルキン、グウェン・ディロン役のシャロン・ストーン、グリム役のハリー・ディーン・スタントンなどである。
マックスは立派な体格を持つ少年だが、学習障害を抱えていたうえ、父ケニーは犯罪者で服役していたため、学校ではブレイド率いる不良グループのいじめの標的となっていた。
ある日、マックスが祖父母と暮らす家の隣にグウェンとケヴィンの母子が引っ越してきた。ケヴィンはモルキオ症候群という難病を患っており、余命いくばくもない身ながらも、成績は優秀でなおかつ活発な少年だった。
2人はたちまち意気投合し、学校でのいじめも協力して撃退する。しかし、永遠の別れの時は刻一刻と近づいてくる…。
といった内容。
で、観終わっての感想。
マックスをいじめる不良少年たち
マックスをいじめる不良たちのたちが悪い。
90年代の最後の頃は、こんな感じの不良がいたということかもしれない。
我が者顔で街を歩き、場合によってはナイフさえ抜く。
こりゃ子どもたちも生きてゆくことだけで大変だ!と感じてしまうのである。
自分たちの長所を出し合えば、乗り越えられるものに気づく
力の有るマックス。知恵のあるケヴィン。2人の力を合わせれば、様々なことを乗り越えて行ける。マックスは静かにしていたかった。目立ちたくなかった。が、このケヴィンの出現は、心の中の鎖をといてくれたのである。彼の持つ潜在能力や自分の気持ちも引き出される。
ケヴィンとの出会いは、マックスにとって未来を拓く存在となる。
マックスの祖父母、グリムとグラムの存在が大きい
マックスの父親は、とにかくひどかった。そのため祖父母のグリムとグラムが彼を育てている。一見冷たそうに見える2人だが、マックスのこと守ろうとする気持ちは人一倍ある人たちである。
父親からもマックスを守ろうとする。彼らの存在は、大きいと感じる。
ケヴィンは「ホームアローン」のカルキンくんだった
ケヴィンがマックスを父親から助ける場面は、ある意味行きすぎな演出かもしれない。なぜあのような大げさな演出になったのか?もしかしたら・・・
後から知ったのだが、ケヴィン役は「ホームアローン」の主人公の役者カルキんくんだった。それじゃぁ、当時はそういうコメディタッチの演技をさせたくなったのかもしれない。そう感じた。
最終的に、ケヴィンは病気で亡くなるのだが、マックスのこれから人生に大きなプレゼントをしてくれたのではないだろうか。