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映画「バタフライ・エフェクト2」を観て

2月23日、「バタフライ・エフェクト2」という映画を観た。2006年のアメリカ映画で、原題は「The Butterfly Effect 2」。ジョン・R・レオネッティ監督の作品だ。

キャストは、ニック・ラーソン役のエリック・ライヴリー、ジュリー・ミラーエリカ・デュランス、トレバー・イーストマン役のダスティン・ミリガンなどである。

主人公ニック・ラーソンは、写真家で恋人のジュリーの誕生日を祝うため、友人たちと4人でドライブに出かけていた。そんな中、会社からの急な出社要請を受け、帰る羽目になる。道中、タイヤが突然パンクし、スピンしているところへ大型トレーラーが衝突。ニック以外が全員他界してしまう惨事となった。
事故から一年、ニックは未だ立ち直れないでいた。そんなある日、ジュリーたちとの思い出の写真を見ていたところ、突如発作に襲われる。激しい頭痛や眩暈を過ぎると、ニックはジープの運転席にいた。1年前の事故の数分直前にタイムスリップしたのだった。シートベルトを付け直させ、衝突寸前でエンジンがかかりし大型トレーラーとの激突を免れた。ニックは、過去を変えることに成功した。運命を自らの手で変えてしまったことにより、現実は彼の想像を超え、様々な変化を見せはじめる。過去だけでなくタイムループする事で、自分の環境が好転するか、逆に状況が悪くなってるか想像が付かない事も分かってきた。この2は、タイムループをしたくなる状況が来るとしてしまう。4回過去に戻っている。1回目は、事故からのやり直しだったが、2回目はクリスマスパーティーにまた、その夜に3回目に未来になり副社長として裕福にはなったが独身となっていた。副社長になれたのも大者投資家の娘を利用して副社長になっていた。最後は事故で亡くなり、タイムループも出来なくなりサッドエンドとなった。

出典:Wikipedia

といった内容。

で、観終わっての感想。

「生きてるだけで感謝」を忘れた主人公

バタフライ・エフェクトの第2作目。調べてみるとこの作品は、日本では公開されたようではあるが、アメリカでは劇場公開されなかったようである。
第一作とは全く違う主人公。一つ言うならば、主人公は結構自分中心な気がするのだ。最初の場面で、事故に巻き込まれ、友人2人と彼女を亡くしてしまう。そんな設定から、また1作同様、特殊な能力で過去に戻ってしまう。
1回目の戻りで、事故を回避できた彼は、彼女も友人も生きた世界に舞い降りる。それだけでいいはずなのに、欲が出てしまう。
上司が気に入らないために、過去に戻る。そして、起きると出世はできているものの彼女はそこにはいなかったのである。
欲をかいて、大事なものは何かを忘れてしまったのである。

最後まで相手の話を聞かなかった悲劇

何度やり直しても、彼がどうしてもしなかったことがある。それは、彼女の話を聞こうとしなかったことである。結局、よく考えると自分中心なのだ。彼はもともと、そのような資質がある。残念であるが、人の話を聞かない人の未来は明るくはない。

最後に死の選択を選ぶ

彼女の気持ちは考えずに、ただ自分の言うことを効かせようとした結果、彼女は交通事故がこれから起こる現場に、当該車で向かってしまう。車を盗み追いかける彼。彼女を救うために、自らの死を選びがけから転落する。その行動の結果、彼女は九死に一生を得る。
もう、彼は死を迎え、過去に戻ることもない。

ラストシーンで、含みを持たせた赤ちゃん

この映画のラストシーン。
妊娠していた赤ちゃんが、生まれていた。
名前は、死んだ彼と同じ”ニック”。
その赤ちゃんが徐々にクローズアップされる。
もしかしたら、この赤ちゃんも特殊能力があるのかもしれない。
そんな含みを持たせた、ラストシーンであった。

鑑賞して思った。
ボクは個人的には、この2作目より1作目の方が好きである。
なぜならば、1作目の方が、愛を感じるからである。


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