上司の最後の教え
11月末で止めてしまった上司ですが、最終日の帰宅前にリーダーに向けて2つお小言を言っていたので、これが最後の教えということで、大切にとっておこうと思います。
1. トイレはきれいにしろ
常々「トイレ(やオフィス)を見れば、現場を見なくてもどんな管理がなされているのか分かる」と言っていた上司。
最後の言葉もこれでした。
「便座を拭く」にしても、どうなっている事を目的に拭くのか分かっていなかったら、それはただ拭いているだけで、汚れが残っていても「拭いたんですけどね」と言うようになる。
それをリーダーが見逃すと、従業員はそれでいいと思ってしまうから、リーダーは、ほころびを見つけて、嫌でも毎回注意しなくてはならない。
トイレは、常にきれいにしておかないと、すぐに汚くなる。
ほころびは小さいうちに直せば大した手間じゃないのに、大きくなってから直そうとすると大変な労力がかかる。
リーダーは、ちゃんと見る目を持て。問題意識を持て。指導をしろ。熱意を持って導け。とか、そんな話でした。
2. 目的を達成するために最善を選べ
目指すべき結果があるのに、何も考えずに毎日同じ方法を選択していたら、日によっては結果を得られないことがある。
常に、どのようにするのが最善なのかを考え、望む結果を出すようにしろ。
作業をしている従業員の人にとっても、その日は別のやり方の方が労力も少ないことがある。
何を目指しているのかを考えてないから、ただいつもと同じ方法で「やること」を目的としてしまっている。
手を動かすことで満足せず、結果を出せ、みたいな話でした。
この2つは別に最後の特別な話ではなくて、私が上司の下について働き出してから、何度も何度も聞く話だったので、この2つで終わるのも納得でした。