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SNSを離れた3ヶ月で得たもの

久しぶりの投稿です。

実は2019年7月4日を境にSNSを完全に中断していました。

復帰をしたのが2019年10月2日、ほぼ3ヶ月間SNSをはじめとした発信というものから離れてました。

公務員を退職してからここまで発信を通して大きく成長できたし、公務員の世界にいるだけでは知り合うはずのなかった多くの仲間とも出会えました。

そんな大事な発信から離れた理由は、

「ネット環境から離れてみて仕事をすること」

を体感してみたかったからです。

ツイッターが非アクティブになったら、インプレッションが下がる・フォロワーが自動解除される等のデメリットがあるにも関わらず、どうしてもSNSと無縁なところで仕事をしている感覚を知っておく必要があった。

その理由を書いていきます。


発信というオープンな場を閉ざした仕事の実情


厳密に言えばネット環境から完全に遮断された仕事というのは、ほとんど存在しません。

なんらかの形でネットの恩恵を受けて仕事というものが進んでいます。

ここで知りたかったことは、仕事の業務内容がネットとは無縁の仕事、つまり「人対人」。対面でしか仕事が進んでいかないものがいったいどんな仕事なのかを知りたかったんです。

もう少し細かく言うと、発信・SNSを使わない仕事がどれくらい大変なのか、使ったらどれくらい改善ができるだろう?

それがどうしても知りたかったので、思い切ってSNSをはじめとした発信を一度断って自分の身で体験しました。


どんな職種を経験したのか?


いったいどんな職種で発信を断って仕事をしてみたのか?

幸いですが、僕にはうってつけの業務をすでに持っています

・行政書士
・測量

この2つの業種は、基本「人」を相手にして初めて仕事が成り立ちます。

今までブログ・SNSとの複業だった状態を、行政書士1本に絞って仕事をすることで、SNSとのつながりを断った仕事を経験することにしました。


ネットを断った仕事は思っていた以上に大変だった


実際に仕事を始めてみて思ったことは「本当に大変」だった

場所・距離という制約がないネットを使った仕事と、実際に現場で体を動かし、人に会うために何十kmも移動を重ねる、1つの書類を仕上げるのにどれだけの人のハンコが必要か・・・

とにかく移動と現場仕事が8割以上を占め、PCに向かう業務は2割程度です

とにかく非効率が過ぎます。ガチればガチるほど案件は増えていき、その分労力が倍増していくという悪循環・・・

仕事を待つだけの公務員、場所・距離を問わないブログやSNSとは全く違う業務に震えました。


地方は閉ざされた世界で仕事をしている


もともとはSNSを断った仕事を経験することが目的で始めた行政書士1本の生活ですが、思わぬことに気づくことになりました。

地方で働く個人事業主(士業や飲食店)とは、行政書士の仕事の特性上接する機会がとても多いです。

接する中で地域という「狭い」世界の中でしか仕事ができない、という現状に気づきました。

自分の目の届く範囲でしか商売ができない、自身の影響力の及ぶ範囲がとても狭く、常連さん・近所の人によって成り立っている現実。

衝撃でした。


地方がリアルだけで仕事をすることの限界


地方ではリアルだけで仕事をすることに限界を感じました。

・1つの仕事を完了するまでの労力が膨大
・閉じた世界で仕事をせざるを得ない

これ以上、リアルのつながりだけで仕事をするのはできないんじゃないかという思いは日を増すごとに強くなっていき、現状を変えるにはやはり「ネット」という場所・距離を問わない方法を使うしかないと確信しました。

そんなことわかってたことじゃないの?

頭でわかっているのと、実際に経験してみるのは全然違います。

自分自身感じることではじめて本当の必要性に気づくもの。

「行動しよう」と本気になった。


起業するきっかけになった3ヶ月間


ブログやSNSから離れた3ヶ月間で感じた閉塞感は、もう地方ではリアルだけで仕事をすることの限界を感じさせられました。

地方で生活しながらネットを使った発信を始めたことで、大きく人生が変わり仕事の幅が広がった自分と重ね合わせ、ネットを使った発信を使えば、停滞している地方でがんばっている事業主の現状を変えることが可能なんじゃないか、という思いに至りました。

個人の力で変えようとするのは限界がある。でも、仲間と一緒に行動を起こすことで変えることができるんじゃないか?

発信を通したマーケティングと、地方の特性でもある「リアルのつながり」の両方をうまく組み合わせれば、もっと発展できるんじゃないか?

そう確信し、起業することを決意した。

そのためのSNSを3ヶ月間断った経験だったんじゃないかと今思っています。

この3ヶ月を通して得たものは、起業して地域を再生していこうという強い思いと、そのために行動しようという強い意志でした。

公務員とフリーランスで複業という2回も安定した状況を捨て、新しい挑戦を始めるきっかけを作ってくれたこの3ヶ月は、何よりも得難い経験でした。

これからはネットを使った発信とリアルの融合を通じた地域振興を目指していきます

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