夫と出会ったのは6年前、激しい承認欲求と派手なSNS投稿でなんとか薄れた消えかけの自尊心を埋めていた外資系CAがそこにいた。 夫と出会ったのは、友達の紹介ということにしているけれど、本当は時代の波に遅く乗った文明の力を使用したそれで間違いない。 嘘もへったくれも見分けがつかないプロフィールに、わたしは夫の写真と学歴と文章に惹かれたのかも知れない。 のちに会ってみてわかった、写真の嘘、喫煙の嘘、血液型の嘘。 他にも見たことも聞いたこともない薬を服用していて、依存もしてい
車で、息子を迎えに行く時のことだ。 Apple MusicのマイFavoriteプレイリストを見つけたのは、1週間前のことだろうか、聞き馴染みのある曲たちが耳触りよく流れてくる。 社会人1年目に聞いたあの曲や、好きなアーティストの待ち時間に流れていた曲、たくさんの好きな曲たちが私の心の中で心地よく思い出を彩っている。 ふー。。。今日も疲れたなと、感情を自分の中に落とし込めて、ただなんとなく好みでなかったという理由で、曲をスキップしたその瞬間、強烈なベースギター音と ともに
夫が7ヶ月ぶりに職場へ。 産業医の先生と面談。 緊張している。。。
わたしには、2018年に入籍した夫と2020年に生まれた息子がいるが、結婚してすぐの頃、この結婚は失敗だったと気付かされた。 夫がついていた嘘を見抜けず、心酔するように一緒になったと思われても仕方がないくらい、ほぼタイミングと夫の虚言をなんの疑いもなく信じた私は、周囲が反対する隙がないくらい瞬く間に結婚してしまった。 当時私は30代半ばで、親からのプレッシャーから解放されたい一心だったのだろう。 実に無知で、あり得ないくらい破天荒な結婚だったと思うし、のちに夫方の兄弟や