コソダテ時々ベンゾ系。
わたしには、2018年に入籍した夫と2020年に生まれた息子がいるが、結婚してすぐの頃、この結婚は失敗だったと気付かされた。
夫がついていた嘘を見抜けず、心酔するように一緒になったと思われても仕方がないくらい、ほぼタイミングと夫の虚言をなんの疑いもなく信じた私は、周囲が反対する隙がないくらい瞬く間に結婚してしまった。
当時私は30代半ばで、親からのプレッシャーから解放されたい一心だったのだろう。
実に無知で、あり得ないくらい破天荒な結婚だったと思うし、のちに夫方の兄弟や親を交えて実にドロドロでぐちゃぐちゃな展開が待っているとは、まっっったく知るよしもなく、私は夫を信じ、幸せになれると頑なに感じ行動してしまっていた。
一方の私方の親戚は、私と私の夫の盛大な陰口を叩いただろうという憶測が容易にできるくらい、多分不安だったと思う。
特に、母親は。
当時の私は悪い意味でウブで大馬鹿だった。
出来ればすぐに別れるべきだったのだ。
今は、夫の性格が隅々までわかるので、夫がどう言う嘘をついたとか、どう言う人間なのかとか(多くを語りたくはないが)いい加減その性格を治さないと、仕事も、プライベートもいよいよ終わる、と確信できるくらいまずいと感じる(語彙力🙄)。
というか、今の今まで、夫の周りでやばいことなんて山ほど起きていて、それを生身の人間(わたし)一人で、家族だからという理由で、必死になりながら堰き止め、そしてそれを、大丈夫なふりをして一心不乱に耐えている感じだった。
他人に相談したら出る答えは同じだとわかるし、自分の友達が同じ状況に置かれたら、きっとこういうしかないとわかる。
『今すぐ、逃げて!!』と。
私自身、結婚する前は気が強く、バリバリ仕事をしていたし、あの頃、結婚する直前は、夫の間違った自信過剰を押し付けられていて、面倒くさがりな私は議論をするでもなく、夫の考えや発言を受け入れてきた。
そして、私の中の揺るぎない自信のもとにあった『自分を愛する』という自己肯定感をベースにした自身の考えが崩壊していった。
毎日聞かされる、夫からの私へのダメ出しが、私が根底から考え方を変えざるを得ない、という人生で最も屈辱的な経験もした。
つまり私は自分は、ダメな人間だ、という夫からの助言を受け入れ続けていたのだ。
一方の夫は自分が正しいと言い張り何も変えない。
彼は多分一生変わらない。
変わるとしたら、私か子供が夫より先に虹の橋を渡る時くらいなんじゃないかな。
色々あって、お金を自分で稼ぐ能力を失った私は、日々夫から暴言を浴びせられた。
そんな普通の家庭ならあり得ないような、夫のサンドバッグと化した私は、以前のように冗談を言う余裕がなくなり、笑わなくなった。
夫から実家の帰省を禁じられていた。
実家から約500km離れた自宅周辺には友達もおらず、私の精神状態はますます疲弊していった。
この結婚生活で起こった悲惨なことと言えば、度重なる夫の精神異常と、それに伴う発現や行動。
警察沙汰は3回に登り、夫の自殺未遂へと流れていくのだ。
ことが治れば私が謝罪するまでキレ続ける異常ぶりだ。
全て話したらキリがないが、抗精神薬の誤った服用は脳を混乱させ、異様な自信さえ彼に与えてしまうのだ。
また、夫の生い立ちに起因して、夫は8歳の時より、母親の愛情が欠乏しているため、やはり色々と不安定であり、問題の根源は根深い。
また、彼の両親離婚後、実の父親から常に暴力を受けたせいで、夫は、思考、共感力等、非常に乏しいのだ。
そんな、彼の父親との関係も微妙であったと感じるし、驚くべきことに、彼の父親は自分が良い父親であったと思い込んでおり、私の怒りの矛先はますます行き先を見失うのだった。
そんな父親に育てられてしまった夫。
そこから来る不安定さが、結婚後明らかになるのだ。
33歳のバカな女1人では、手がつけられないレベルだった。
さて。
私はこれからどうなるのか。
彼との間に一児を設けたが、この子には、私の中にある愛情をドボドボ注ぎつげたいと思う。
子供は希望だ。
絶望感を希望に変えてくれる、素晴らしい存在だ。
一番は、夫が薬中毒であることを認めて客観的に治癒できたらいい。
というか去年の9月からそれが出来ているからなんとか文字に起こせている。
つまりは、最悪は脱しているのだ。
私は、いつか、自分と子供のためだけに生きると舵をきることになるかも知れない。
夫に対する愛情は、あるかないかで問われれば限りなく後者になってしまった。
しかしながら、家族になったのだから、この3年間、普通の人間なら経験しなくていいことを浴びてきたのだから、私も少しはたくましくなったんじゃないか?
10年後に私は笑っていられるだろうか。
息子を愛情をもって育てられているだろうか。
そんなことを思いながら生きている。
強くなりたい。
ならばもっと修行が必要だ。
弱い自分を受け入れる、
まずはここから。
夫からよく、脳みそが小学生以下だとかバカにつけるクスリがないと毎日のように怒鳴られてきた。
家事、育児など手伝うという概念すらないのだ。
私よ、たくましく生きるのだ。
辛いこともあるが、必ず役に立つと信じて進むのだ。
来年からは、経済的に自立するために仕事を変えるかも知れない。
不安を自信に変える過程の最も辛い渦の中にいる私よ、負けないで!