アカペラライブのＰＡ現場でした
一昨日（２０２３年１０月２１日）は、静岡市清水区にある清水エスパルス・ドリームプラザ海側デッキにて開催の「第１８回静岡あかぺら横丁ライブ」のＰＡ現場でした。
ＰＡ現場とは言っても、今回は愛知から選任のＰＡオペの方が来てくれるということで、オイラは専ら設営とステージ係の担当と相成った次第。
最近、実は今年、オイラがメインで使用しているパワードスピーカー「ＬＩＮＥ６ Ｌ３シリーズ」のスピーカーを新たに２本ゲットしたことにより、Ｌ３シリーズ×４本、Ｌ２シリーズ×４本というラインナップとなりまして、
・メインスピーカー： Ｌ３シリーズ × ２対向
・フットモニター： Ｌ２シリーズ × ２本
・サイドモニター： Ｌ２シリーズ × ２本
という「ＬＩＮＥ６オールスターズ」が完成いたしやした。
ちなみに、Ｌ３Ｓ というサブウーハーも所有しておりますので、大音量の野外ロックのような現場も対応できると思いますっ。
自慢ぢゃありませんが、２０２３年現在、すべてのスピーカーをＬＩＮＥ６製品で揃える変態はオイラくらいのモノでしょう。
さて、この日は、スピーカー的には特に問題なかったと思いますが、メインで使用しているデジタルミキサー「ＭＡＣＫＩＥ ＤＬ３２Ｒ」とそれに接続している無線ＬＡＮルーター「Ａｐｐｌｅ ＡｉｒＭａｃ Ｅｘｐｒｅｓｓ」の挙動に問題が発生しました。
突然、デジミキがＷｉ－Ｆｉから切断されてしまったため、急遽、無線ＬＡＮルーターの電源を落として再起動。約２分後に無事、復旧いたしました。
今までこんなことはありませんでしたが、さすがに古くなってきた感は否めず、新しい無線ＬＡＮルーターの購入も考慮しないといけません。
さらに、その後、突如としてメインとモニターの音が突然消える、という事態が発生。
その瞬間、停電か？と思いましたが、電源に異常はない模様。
しかし、ｉＰａｄで操作していた専用アプリ「ＭａｓｔｅｒＦａｄｅｒ Ｖｅｒ．５」の画面を見ると、すべてのチャンネルのインプットメーターが触れていないではあーりませんか。
こーゆーとき、本体に物理フェーダーやディスプレイを備えていないデジミキは圧倒的に不利。
とにかくデジタル系機器にエラーが発生したときは「再起動」に限る、とばかりにいったん電源オフして１０秒後に電源オン。
しかし、症状は改善せず。インプットメーターは触れないまま。
ここでふと気が付きました。
すべてのチャンネルソースのインプットセレクタが通常の「インプットＡ（マイクプリ）」ではなく、「インプットＢ（ＵＳＢ）」の方がセレクトされているではあーりませんか。
「ＤＬ３２Ｒ」には、全チャンネルインプットを個別のチャンネル毎にマルチトラックレコーディングできる機能が搭載されています。（この場合、ＵＳＢ端子にハードディスク等を接続する必要があります。）
なので、通常のＸＬＲ、フォン等のインプット端子（Ａ／マイクプリ）に加えて、ハードディスク等からのプレイバックを行うためのインプット（Ｂ／ＵＳＢ）のいずれかを選択する機能があります。
ということは、恐らく、ＰＡ操作中に誤って「インプットＢ」を選択したと考えられますが・・・全てのインプットを一斉に「Ａ」から「Ｂ」にチェンジするには、たしかレコーディングの階層に入る必要があったような。
そんな操作は、オイラもＰＡオペ担当者もした覚えがなく、不可解極まりません。
何はともあれ、全チャンネルのインプットを「Ａ」に戻すことにより、ようやく復旧。
時間にして５～６分くらいか？
一瞬、予備のアナログミキサーに機材チェンジしようと考えましたが、その前に解決してよかったです。
なお、オイラたちＰＡスタッフがトラブルシューティングしていた間、ステージ上では、出演者が機転を利かせて、ノーＰＡ状態の「生声によるアカペラパフォーマンス」で場を繋いでくれました。ありがたや。
ある意味、こーゆーときに機転を利かせられるかどうか、で出演者のパフォーマンススキルを測ることができるとも言えますな。
というワケで、比較的大きなトラブルはあったものの、関係各位のご協力で「中止」というような最悪の事態には至らず、ひと安心。
やはりデジミキを遠隔操作する場合は、無線ＬＡＮに加えて、有線ＬＡＮケーブルも引いておくのが無難である、という勉強をさせていただきました。
その場合、ｉＰａｄではなくノートパソコンが必要になりますが・・・面倒っくせーなー、っと。
くわばら、くわばら。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
▼参考リンク
ＢＬＵＥＳ和也のＳｏｕｎｄＣｌｏｕｄ
ＧａｒａｇｅＭｉｈｏのＹｏｕＴｕｂｅチャンネル旧ブログ「だからＰＡ屋なんですってば」のアーカイヴ
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆