空いろのくれよん / はっぴいえんど
1971年リリース。日本語ロックの歴史的最重要アルバムである、はっぴいえんど の2ndアルバム「風街ろまん」収録曲。
「空いろのくれよん」。
ミディアムテンポのハチロクバラード。
フォークロックテイストながら、鈴木茂の弾くスライドギターによりカントリーフレーバーが際立っています。
また、大瀧仙人のヨーデルボイスを駆使したボーカルが秀逸です。
こーゆー曲を歌わせると、大瀧詠一ってやっぱり上手いんだな~と実感させられます。
そしてなんと言っても、本曲をいかにも「はっぴいえんど」らしく昇華させているのが、です・ます調を駆使した松本隆の「詞の世界」でございます。
空いろのくれよんで君を描いたんです
そっぽ向いた真昼の遊園地で
花模様のドレスがとてもよく似合うんで
僕のポケットに入りきらないんです
僕はきっと風邪をひいてるんです
君の瞳の中で雲が急に雪崩れると
表通りはブランコのように揺れるんです
画用紙の中の君はとても綺麗すぎるんで
透き通った冬に帰ってしまうんです
僕はきっと風邪をひいてるんです
いやー、素晴らしいっ。
まるで「日本語」という絵具を使って描かれた油絵のような描写ではないでしょーか。
日本語の持つ「曖昧さ」を前面に押し出した、実に美しい詞の世界。
爪の垢を煎じて飲ませていただきたいっ。
ちなみにオイラのアコギ弾き語りの得意ワザレパートリーでもあります。
この冬も随所でカバーさせていただきませう。
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▼参考リンク
BLUES和也のSoundCloud
GarageMihoのYouTubeチャンネル
旧ブログ「だからPA屋なんですってば」のアーカイヴ
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