清世さんに感謝!~祈りを込めて今日も書く~
書くときは、いつも祈るような気持ちでいる。
ちゃんとあの人のおもいを表現できていますように。
ちゃんとこの言葉が人々に届きますように。
そして、感謝。
今日もまだ生きていて、仕事ができることに。
今日もまた書くことを許されていることに。
だから、清世さんに描いていただいたこの絵のタイトルが『祈り』であることに驚き、嬉しかった。
9月、清世さんの第二回「あなたの記事から絵を描きます」という企画を知り、どうしても描いていただきたくて応募した。
清世さんの存在を知ったのは、おそらくこの企画の第一回のとき。noteで仲良くさせていただいている人たちが描いてもらっているのを見て、清世さんのファンになった。
やわらかく繊細なタッチなのに、絵の向こうに潜む強い意思と熱い情熱のようなものを感じ、それが私には「ロック」に思えた。
かっけー、この人。めちゃくちゃかっけー!(笑)
印象は、そんな感じだったと思う。
それから「100人を描く路上の旅in名古屋2021」を知ったが、名古屋までは行けないとあきらめた。
その次に「絵から小説」という新たな企画が始まって、これも参加したくてたまらなかった。
清世さんの絵に創作ストーリーをつけるというこの企画。いろんなnoterさんたちが毎日のようにどんどんストーリーを創っていく。そのお返しに清世さんが絵を描いて贈る。皆のアイコンが清世さんの絵になっていくのを見て、羨ましくて仕方がなかった。
でも、このnoteの楽しい遊びの場ですら、私には再び小説を書く勇気がなかった。
もうずっと前になくした夢。あきらめた夢。
あんなに作家になりたくて、あんなに書いていたのに。
今もそのことを思うだけで、胸がつぶれそうになる。
結局、短い創作ストーリーすら書く勇気がなく、この企画も終了してしまった。また描いてもらえなかったなぁと、しょんぼりした。
そうしたら、清世さんから今度は1日だけ「京都での路上の旅」をやると聞き、「今度こそ会いに行ける!」と舞い上がっていたら、なんとその日はどうしても動かせない仕事の日。(イベントでのライター講師を頼まれていた)
がっくりして、もう清世さんとはご縁がないのかしらと、思っていた。
だから、今回、第二回「あなたの記事から絵を描きます」が始まり、抽選で5名が描いてもらえると知ったときは、本当に「ダメもと」の気持ちで応募した。
描いてほしい記事を悩みに悩み、最終的にこれを選んだ。
この記事は、noteを始めて13番目に書いた初期のものだが、「今日の注目記事」に選ばれたこともあり、とにかく「スキ」をたくさんいただけた。
また、ライターの私にとって「原点」とでもいうべきエピソードが詰まっている思い入れのある記事でもある。
内容に合うトップ画像が見つからず、なんとなく富士山にしているのも気になっていた。このトップ画像に清世さんの絵を入れたいと思ったことも選んだ理由の一つだ。
「この記事で描いてください」と応募して、抽選結果を待った。
応募者が多く、半ばあきらめていたので、10月1日、当選くじに「Kaori」の文字を見つけたときは、本当にうれしかった。
まだ信じられず、コメントに「このKaoriって私でしょうか?」と残してしまったくらいだ。
「抽選で一番に当選して、この企画の大トリですよ」と清世さんに言われて、人生のくじ運をここで使い果たしたような気持ちになった。それくらい、今まで何かに「当たる」という経験がなかったのだ。
わくわくしながら、1人目、2人目……と、自分の番がまわってくるのを待った。そして昨日、ついにアップしていただいたのだ。
清世さんはこの絵を描くにあたり、私が応募した記事だけでなく、いろんな記事を読んでくださった。それもありがたかったし、彼女の絵に対する真摯な姿勢がよくわかる。
そして、そのいくつかの記事に共通している私の「書く」ということに対するおもいを汲み取り、この『祈り』を完成された。
描き続けることを許された感覚、心の底から「生きててよかった」、、言い換えれば生きることを許されている。
そんな想いを日々持っています。
(中略)
20年以上続いているプロのKaoriさんですら、その想いを抱いている事実。
noteという場所。表現したい者が集う街。
あきらめなくていいおこない。許される気持ち。言葉を扱って届けたいひとやもの、想い。
それらを、たったひとつの絵にするならば。
――清世さんの記事より抜粋
『祈り』
パソコンに向かい、祈りを捧げるようにして書く女性。私の公式HPからプロフィール写真を見て似せてくださったようだ。
まわりを舞っているのは、これまで書き続けてきた数えきれないほどの紙だろうか。
秋めいた色合いのためか、一瞬、木の葉のようにも見える。
この1枚1枚に、私の祈りが込められているのだ。
私はこれからもこの絵のように、祈るようにして書いていくだろう。
いつかまた「創作」もできる日が来ればいいなと思う。自分の内側に入っていく勇気を持てる日が来てほしい。
そんなことも感じさせてくれた清世さんには心から感謝。
清世さん、素敵な絵をありがとうございました!
これからもずっと応援しています。
▼清世さんのnoteはこちら▼
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