雲へ放つ

雲へと放った
わたしのカケラたち、たち、たち

戻しくる雨よ
わたしのつくり方を
ふたたび教えてはくれまいか

もうすこしやはらかで
さらさらで
見えずともあるのだとわかる
そのかたちへと

さすれば放ち、放ち、放ち
また、放ち、放ち

やがての霧散へと
夢叶う

#

いいなと思ったら応援しよう!