これだから、男には敵わないぜ。
最初に敢えて丁寧に書くけど、私はカラダもココロも「女性」ってやつに分類されるとおもう。
いや、気にしたことはないけど。たぶんね。
最近は特に女性の社会進出が叫ばれたり、女性が生きにくい社会を憂うメッセージが沢山発信されているね。そんな中私はというと、「(女性としての)理想の生き方」とやらは難しくてよくわからないんだけど、とはいえ女性の生きにくさに共感する部分はもちろんたくさんある。
ただ、私が音楽っていうカルチャーに触れていると、よくこんな感情になる。
「こりゃ男には敵わないわ」
私はロックンロールやガレージ、パンクといった音楽がとても好きで。日本であればミッシェルであったりキングブラザーズ、海外であればオアシスやローリングストーンズなどなど、やっぱり“正真正銘のロックンロール”みたいなモノがすごく好きなんです。
そうすると、白黒モッズスーツにネクタイにグレッチギターとか、ずるずる白Tに黒スキニーにSGギターとか、そういうスタイルに憧れてきたわけです。(そりゃあもう今だって)
実際女性でそういうファッションをしているバンドマンもたくさんいて、すごくかっこいいなあとおもうんだけど、やっぱり心の中で思ってしまうんです。男がやる格好良さにはどこか敵わないなあって。
これはルックスの良さや鳴らしている音楽は全然関係なくて、なんかその、なんつーか、ロマンというかなんというか。やっぱり男だから出せる“格好良さ”ってあるなあと感じます。
女性になりたい。男性になりたい。という想いへの解釈
ロックンロールを聴きながらそんなことを思っていると、そりゃあ「身のカタチを変えてでも男性になりたいんだ!」っていう人もいるよなあと納得感が湧いてきます。下着だけじゃ、お洋服だけじゃ、髪型だけじゃ、それだけを変えるんじゃあ、ちがうんだって。それだけじゃ、あんなロック(ロマン?)は出せない。そう思う人の気持ちがほんの少しだけわかるような気がしたんです。
男、女、その他。(ノンバイナリーも)
そのそれぞれにロマンがあって、それぞれに外から見たら思わず憧れたくなるほどの輝きがあるんだって、私はロックンロールから学んだような気がします。
ロックスターに憧れる力こそがロックを輝かせるように、手に入れたいロマンに向かって全力で走ることは本当に素敵で最高なことで、それを邪魔するセカイにはなってほしくないって心から思うのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?