好きな夢が見られる”明晰夢”の見方【実体験】
明晰夢とは?
明晰夢とは、夢の中でこれが夢だと気付きながら見ている夢のことです。気付くことによって夢を自在にコントロールできます。
最初に見たのは子供の頃
僕は昔からよく明晰夢を見ていました。最初に見たのは保育園か、小学校か。でも不思議なもので明晰夢って普通の夢より結構しっかり覚えています。
最初は確か、同級生と一緒にいるときに仮面ライダーの怪人的な奴がいて、あんな奴がいるなんてヤバイと思ったんですけど、でもこんなところに怪人がいるなんて変だと気付き、同級生に「あ、これ夢だよ」って言ったんですけど、それが僕が見た明晰夢の一番最初でした。そのときはただ夢が夢だと気付いただけだったんですけど、でもそれ以降は自分のやりたいことを夢の中でできるようになりました。
空を飛んでみたり、お菓子を食べてみたり、でも一番は会いたい人に会うというのが定番だったでしょうか。とにかく明晰夢なら自分のやりたいことはだいたいできると思います。特に子供の頃なんてやりたいことが何もできないようなことばかりなので、明晰夢はかなり重宝していました。
誰でも明晰夢って見られるの?
明晰夢って見られる人と見られない人がいるというよりは、たぶん誰でも見られるんじゃないかと思います。最初は僕も見られなかったわけですし、でも途中から見られるようになったので。
例えばそれって自転車みたいなもので、乗れないままにしておくとずっと乗れないけど、一度乗れてしまえばそれ以降はずっと乗れる、みたいなことだと思います。一度コツがわかってしまえば、感覚を掴んでしまえばあとはずっとできるのではないかと思います。皆そんな感じなのではないでしょうか。
明晰夢を見るコツは『○○以外なら夢』と思うこと
明晰夢を見るには「あ、これ夢だ」と気付くことで「じゃあ夢なんだから何でもできるはず」と自由に動けるようになるのですが、
ただ、これが意外と難しいんですよね。
実は僕も明晰夢を見ようと思って百発百中で見られるわけではありません。これが夢だと気付けない日もありますし、夢を見ない日もありますから(正確には夢というのは毎回見ているらしいですが覚えていないだけだと聞いたことがありますが)。でも結構確率は高いと自負してはいます。見ようと思ったときは結構な確率で明晰夢になっていると思います。
では僕が実際にどうやっていたのか、そのやり方を教えます。
コツは『○○以外なら夢』と思うことです。
具体的には、眠る前に寝るところから見える景色をよく覚えておいて、目を瞑ってから次に現れたそれ以外の景色は全部夢、と自分に言い聞かせることです。
例えば自分の部屋でベッドがあって、壁にポスター張っていて、カーテンがこんな模様で、とか。そういうのを目に焼き付けておいて、目を瞑ります。それなのにいつの間にか自分が外にいたなら、それってもう夢ですよね。そうやっておかしいなと気付けば良いんです。
もしくは自分がパジャマを着ているなら、いつの間にか自分がパジャマ以外になっていたらそれは全部夢、と言い聞かせても良いです。あるいはもっと単純に、寝室以外なら夢、と言い聞かせても良いです。とにかく、あれ、変だぞと思うのが明晰夢を見るきっかけになります。
この『○○以外なら夢』という方法が僕がやっていて一番成功率が高かった方法です。だいたい昔からこの方法でいけます。
まだ明晰夢を見たことがないという人はぜひ試してみてほしいなと思います。
注意点
ただ注意点があります。明晰夢のときは、気を付けないと結構すぐに目覚めてしまったりします。なんでこんな良いところで起きちゃうんだ、なんてことは何回もあります。確か夢を見ているときはだいたい眠りが浅いレム睡眠のときだったかなと思いますので、だから起きてしまいやすいのかもしれません。なので起きないように注意することですね。何度か明晰夢を見ていたら、起きるときというか、起きそうなときがわかると思います。
あるいは遮光カーテンなどしておいて朝日ですぐ目覚めないようにするなどすると、もしかしたらちょっとは違うかもしれません。とはいえ起きてしまうときはどうしても起きてしまうのですけどね。抗ってもちょっとくらいしか持ちません。という印象ですね。
これが夢だと気付けた次の段階
調べてみると、これが夢だと気付けても、そこから自由にコントロールできない人もいるようです。なのでこれが夢だと気付いた後のことを説明したいと思います。
僕の場合、これが夢だと気付いたらすぐに、
あ、これチャンスだ! 何でもできる!
と思い浮かびます。そうやって自分のやりたいことに移れるわけですが、たぶん夢だと気付けたのにそこから何もできなかった人は、これがないのかもしれません。
明晰夢をコントロールするには
「あ、これ夢だ!」と気付いてから、さらに
「あ、これチャンスだ! 何でもできる!」と気付くわけですから
つまりポイントは二回気付くことと言えるかもしれません。
これが自然にできたら良いのですが、でも初めての人には二回気付くのが難しいかもしれません。なので、もしくは
夢だと気付く=何でもできる状態
というの頭にインプットしておくことと良いかもしれません。僕の場合はもうそれが経験としてインプットされているのですぐにできるのかも。
あと夢だと気付いたらどういうことをしたいかを予め思い描いておくと良いと思います。
それは例えば、流れ星が流れてから願い事を考えても遅いように、最初から願いというのは考えておく必要があるんだと思います。明晰夢になってからやりたいことを考えても後手後手に回ってしまうかもしれません。僕もたぶん明確に最初からやりたいことがあったから迷わなかったのかも。
具体的なイメージ
あと、明晰夢を見るのに役立ちそうなイメージをお伝えしておきます。
僕が夢の中で空を飛んだときは、魔女の宅急便のキキになったみたいでした。見える景色は正にそれで、でもホウキは持っていなかったので、どちらかと言うとドラゴンボールの舞空術に近いかもしれません。
意識を集中するとスーっと空に浮いていき、それを抜くとスーっと下がっていくみたいな感じです。
ただ、感覚的には映画のマトリックスに近いかもしれません。要は、こうできると思ったら本当にそうなる、みたいな。
また、好きな人に会いに行くのに飛んでいくこともありますが、逆に引き寄せることも、瞬間移動することもできます。
こういったやり方も空を飛ぶときと似ていて、目を瞑ってフーっと集中すると目を開けたときに好きな人がすぐ近くまで来ていてくれたりします。でも夢だからなのか、僕の集中が足りないのか、ちょっと離れた位置までしか来てくれないことも多くて結局、僕がそこまで走っていかなきゃけなかったりするんですが。
とにかく、夢なんだから何でもできると思っておくのがポイントかもしれません。
しかし、やっぱり夢って自分の経験が関係していると思うので、ファンタジー的なことをするには自分が良いなと思ったことのある作品とかが影響しているのかなと思います。
ヤフー知恵袋なんかでちょっと検索してみると、人によっては魔法を使ったりとかする人もいるようなのですが、僕はそれはありませんでしたね。僕は会いたい人に会うのが一番だと思っていましたから、ファンタジー的なことがあっても、せいぜい空を飛ぶくらい。結局、予め何を思い描いておくかなのだと思います。
他にもWBTB法、MILD法という方法などがあるらしい
調べてみたらいくつか明晰夢を見るやり方というものがあるようです。少し紹介します。
リアリティチェック法
日中に何度か今が夢かどうか簡単なチェックで確かめ、それを夢の中でもできるように癖づけておくという方法のようです。例えば頬をつねって痛いなら現実で、痛くなかったら夢だ、みたいな感じのようですね。もちろん頬をつねるとかじゃなくても、手のひらをチェック、ジャンプしてみるなどいろんなやり方があるようですが。
僕はこれはやったことないのですが、もしこうして癖づけて夢の中でもチェックできるのなら効果があるかもしれません。
WBTB法(Wake Back To Bed) 入眠から5~6時間後にアラームで起き、そのまま30分程度起きておいてからもう一度入眠する。という方法のようです。こうすることによって入眠後すぐに起きるレム睡眠に誘導しやすくなるんだとか。
これも僕はやったことがありません。一度起きても僕はすぐ寝てしまうので。これが効果あるのか確かめたことはありません。
MILD法(Mnemonic Induction of Lucid Dreams) 1980年にスティーヴン・ラバージ博士が提唱した方法で、オーストラリアのアデレード大学のデンホルム・アスピー博士らの研究チームによれば、今紹介した三つの方法の中で一番効果があった方法がこのMILD法だと結論付けているようです。
※ただこのMILD法のやり方を検索するとその記事ごとにちょっとずつ内容が違ったのですが、まとめるとだいたい次のようなものでした。
●まずどういう夢を見たいか事前にリハーサルしておく。(この項目の記述がある場合とない場合がありました。以下はだいたい共通)
●入眠してから5~6時間後にアラームで起きる。
●直前まで見ていた夢を思い出す。もしくは最近見た夢でも良い。
●次に見た夢が夢なのだと自分に言い聞かせて眠る。
というもののようです。
これ見てびっくりです。僕が自然とやっていた方法とかなり似ていると思います。というか、もしかしたらこれは明晰夢を見た人たちのデータを集めて考えた方法かもしれないので、そうだとしたら当然といえば当然なのかもしれません。
また、一度起きてから寝るという方法ですが、言われてみれば一度起きてしまった後に明晰夢を見たことって確かに結構ある気がします。たぶんですけど一度夢を見て、今の感じが夢なんだと感覚を掴みやすいので、次に夢を見たときにそれが夢なのだと気が付きやすいのではないかと思います。一度起きなきゃいけないのが面倒でなければ試してみる価値はあるかもしれません。
ただ「次に見た夢が夢なのだと自分に言い聞かせて眠る」というのがちょっと不十分かもしれません。というのは僕も最初は、これから見るのは夢なんだぞ、と自分に言い聞かせるだけで寝ていましたが、それだと明晰夢を見る成功率がそこまで高くなかったからです。夢というのはいくら変でもなかなか気が付きにくいものですし、それが現実みたいな夢だったなら、なおさら気付きにくいです。
そうして結局『○○以外なら夢』という方法に僕は落ち着きました。たぶんそうすることによって夢が夢なのだと気が付く、わかりやすいきっかけになっているのではないかと思います。
家で寝てたはずなのに、家以外にいるから夢。パジャマだったのに、パジャマ以外になっているから夢。などと言い聞かせた方が僕には気が付きやすかったから、僕にとってはこの自作の方法が一番でした。
もちろんどんな方法を取っても良いと思います。自分がやりやすい、自分に合った方法を取るべきです。結局は、いかにそれが夢なのだと気付けるかなのですから、それができれば何でも良いと思います。
夢日記
また、よく明晰夢を見る方法として、夢日記を付けると良いというようなことを聞きますが実際僕は夢日記というものを書いたことはありません。いや、もしかしたら書いたこともあったかもしれませんが、たぶん三日坊主で終わっていると思います。書いたかどうか覚えてないくらいです。
でも夢日記をつけるという意味は何となくわかるし、たぶん効果はあるのではないかとも思います。夢日記をつけることによって、夢ってこういうものだよねと、夢を見たときに現実と区別をつけやすくなるのかなと。
夢日記のポイントは、起きてすぐに日記をつけることだそうです。なぜなら人は夢というのをすぐに忘れてしまうので、起きた直後が一番覚えているのだとか。やってみる価値はあるかもしれません。
最近夢を見ないなんて人も、起床後すぐに夢日記をつけるようになると、夢を見ていないと思ってたけど実は夢を見てたのだと気付き、また夢を見始めるようになるかもしれません。
最後に
夢は現実とリンクしていると思います。健康状態が良くなければ悪い夢を見てしまうかもしれません。心も体も健康な状態で眠るのが一番良い夢を見る方法なのかもしれませんね。
明晰夢は面白いものです。VRなどで仮想現実を体験できる現代ですが、その中に実際に入って筋書きも自分で決められるわけですから、現代の科学を超えた楽しみとなるかもしれません。いろいろある世の中ですが、せめて夢くらいは良いものを見たいですよね。悪い夢だったら変えてしまえばいい。楽しいことは自分でつくってしまえばいい。ということなのかなと思います。
というわけで、それでは皆様どうか良い夢を。おやすみなさい。
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