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夏に長袖パーカーを着るティーン

現在トロントはマスク着用規制もなく
すっかりコロナ以前に戻ったかのようですが、

街中や公共の場でティーンらしき男女が
この真夏にフーディー(長袖パーカー)を着ているのを
ちらほら見かけます。

最初は移民の国なので、暑い国から来た人たちだと思っていました。

彼らにとってトロントの夏は少し肌寒く感じるのかな・・・

でも、よく観察してみると、どうやらローカルの子たちのよう・・・

こんなに暑いのに長袖⁈
しかもフーディーなんか着て熱中症になるんちゃう?
今どきのファッションか? 

それにしても・・・

と、おばちゃんには不可解でした。

しかし、しかし、

この記事を読んで、なるほど!と思いました。

気候科学の専門家である父親が
15才の息子が真夏に長袖パーカーを着ることを心配。
Twitterに投稿したところ、多くの人が賛同しました。

男性向けマガジンに掲載された記事の筆者が、
真夏に長袖を着用する理由をいくつか挙げています。

その中で、分厚いブランケットの使用が

『自閉症スペクトラム、不眠症、不安症、多動症などの人に役立つ』
という研究が長年されている。

よって、長袖パーカーにも
分厚いブランケットと同様の働きがあるのでは?

と仮説を立てています。

アメリカの事を書いていますが、
お隣の国カナダでもありうることだと思います。

現代はウィルスによる感染症、地球温暖化、経済不安など、
多くの問題を抱え未来への不安は募るばかり。

そのような中、ティーンたちが「ブランケット」的な長袖パーカーから
精神的な安心感を得ているのかも?

こちらでは、赤ちゃんの時に使用したブランケットやぬいぐるみを
小学生になっても手放さない子供がいます。

自分にとって心地よく安心感を与えてくれるアイテムは、
いくつになっても手放せない。

この記事を読んでから、街で見かける「真夏に長袖パーカーを着るティーンたち」を、同世代の子供を持つ親として温かい眼差しで見守るようになりました。


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