日本酒の音Vol.36 【飲み比べシリーズ2 「龍力 ドラゴンシリーズ」★★」
山田錦プライドの酒蔵が作る新風日本酒
山田錦の特Aだけで作られる山田錦の名産地が肝入りで作るお酒。それが兵庫県姫路市 本田商店「龍力」。有名なのは「米のささやき」でしょう。米の旨味をとにかくしっかり感じたい方向けのド直球 日本酒です。
その龍力の中で更なる進化を目指して作られたのがドラゴンシリーズ
最高の米を使っているのだから、美味しいのは当たり前として、ではどう飲んで欲しいのか?というメッセージまで含めて提供された新ブランドです。
見た目ですがまずこんな感じで、かわいい龍が書かれています。
明らかに”和モダン”って感じ。音楽で言うと和楽器バンドとか東京事変みたいな主張を感じます。
純米ドラゴン「緑ラベル」
まずは日本酒って外で飲む習慣が増えてきていてこの時期特に外で飲みたい季節(コロナが無ければ)…
屋外で冷えた冷酒は飲めない訳で、常温でずっと美味しい酒がいいに決まっている!そんな常温にこだわったお酒がこちらの「緑ラベル」
緑美しい新緑の季節に外に持っていって飲みたいです(しつこいようですがコロナさえ無ければ。。。)
飲んだ感じは・・
うん。米の味しっかりした日本酒です。厚みがあってゆっくり飲み続けられます。因みにZoom飲みで気づいたら空になっていました。
情熱のドラゴン「赤ラベル」
続いて赤ドラこと「赤ラベル」
これはお燗酒という事で色と同じく温めて飲んでね!という一品
生もと造りで生きた乳酸菌のちょっと複雑な味がします。
ちなみにこういう感じでグラスで飲むと、ちょっと複雑な味が前面に来て独特過ぎる感じ出ます。がおお~~って聞こえる日本酒です。
新酒米”兵庫錦”で勝負の「黒ラベ」ル
続いてエピソード2、黒ドラゴンこと「黒ラベル」
なんでEpisode1(青ラベル)は無いのか?と言われると、龍の絵が書いてないから。という事なのですが。龍の絵が書いてあるEpisode2から行きました
この黒ラベル、なんと龍力なのに、山田錦ではないこちらのお酒
山田錦と西海134号をかけあわせたNew酒米「兵庫錦」で作られています。
味は、米の味しっかりの辛口です。
そのまま飲むとクセが強い感じします。食事でクセや味が濃いものに合わせて負けない酒。というイメージです。酒単体だとちょっとキツイ感じします。
ケセラセラで行こうトロピカルな味わい「Episode3」
最後にエピソード3
なぜかEpisode3だけ、やたらカラフル。南国風ドラゴン。
山田錦に、更に五百万石の軽やかさも加わって爽快な風が吹きます。
味も甘口で、パイナップルみたいな味がします。
沖縄のちゅら唄が聞こえてきそうな感じです。
まとめ
という事でDragonシリーズを飲みましたが、見た目のかわいさとは真逆の日本酒通の為の挑戦状みたいな日本酒で、ちょっと変化球感高く。普段飲み慣れない方には、!?という感じを与える可能性もある味わいです。
変化を求める時に少し試してもいいのかも。という所と、
米の深い旨味が中心のため、食事との相性相当大切なお酒です。
Episode3とか普通にフルーツとかケーキとかのスイーツと飲むと良いような気もします。
色々何に合うか試しながらドンピシャを目指すと良い気がしました。
コロナはいったいいつ終わるのでしょうか?
家飲み、Zoom飲みと、日本酒好きには自宅待機も特に苦にならない感じもありますが、でもやっぱりみんなで味の比較をしながらワイワイ飲みたいですね。
龍力ドラゴンシリーズはこちら(Flash許可しないと見れません…)
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