"OpenAIで わざわざ 新たにアカウントを作成して ChatGPT を使うのはちょっとめんどくさいな" と思っていたら、Googleの方でも Bard が公開されていたので、少し Bardで遊んでみます。
LLM の言語能力の高さについては すでに他でも紹介されていて、特段 話せることも ありませんので割愛します。
何を話そう?
では、LLMを使うと 今の生活が どこまで変われる可能性があるのか?
そんな疑問が ふっと湧いたので 試したことの共有を目的にお話ししていきたいと思います。
海外サイトをざっと読む
せっかくなので、Bard に 海外サイトの記事でも 紹介してもらいましょう。Nature あたりの記事でもざっくりと読んで要約してくれないかな? と思ったので、試してみたいと思います。
とりあえず、ターゲットをこれにしてみましょう。
# 政治的な意図は 特にありませんので あしからず。
と言うわけで、ターゲットも決まったので、早速 Bardに紹介をお願いをします。
次のURLにある 記事のタイトルを日本語に訳して:
https:
…?
回答された内容って、違うページの話だよね…?
実際、私のブラウザで件のページを見てみると、
"Japanese government draws ire over plans to reform influential science council"
となっていて タンパク質がテーマのようには 見えないんだけど…
いや、Bardの 英訳 機能が おかしいのか?
と言うわけで、今度は URL指定ではなく 直接タイトルを抜き出して Bardに訳してもらいます。
次の文章を日本語に訳して:
Japanese government draws ire over plans to reform influential science council
後半の コメントは いらないような気がしますし、"科学評議会"と名称も若干あれな気がしますし、そもそも助詞がおかしくね? など 色々と言いたいこともありますが、そこはグッと抑えながら見たところ
まぁ、おおよその内容は 分かりそうです…
とりま、こんな感じで 下訳をしてくれるので
ブラウザでページに飛びながら、概要だけ ざっと かいつまみたいのなら これは便利かも知れません。
追記 (2023-05-26分):
Natureのサイトから 英文で新しいニュースタイトルと 掲載日を 紹介して
と答えてくれて便利なように思えます。
ええ、本当に記事があるのなら…
一応、フォローは しますが
サイト指定などをしない場合の検索処理は 大丈夫のようで
次のように それっぽい回答を 得られるようです。
実際に得られた 結果を あわせて載せます。
今日の午後のニュースタイトルを紹介して
この辺の 機能は ChatGPTには なさそうなので、Bard の機能として しっかりサポートされると嬉しいなと思います。
訳してみる
では、次に 英語の翻訳能力について 見てみましょう。
ちょっと意地が悪いなと思いつつも 古典作品 "竹取物語" の序文を 英訳させてみたいと思います。
次の文章を英訳して:
いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。
なるほど!!
固有名詞 "たけとりの翁" のところは、まぁ 目をつむるとして
頑張って 訳したなぁと言う感じですね。
でも、娘用に、もう 少し昔話っぽい感じにしてもらえると嬉しいなぁ…
ということで、少しプロンプトを直して訳させてみました。
次の文章を 少し昔話っぽく 英語に訳して:
いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。
もう少し内容が わかりやすく(he would が 重なって くどく?) なってきたようにも 思えます。
これを昔話っぽいと思うかはあれですが、まぁ 変化は ありましたね。
では、もう少し子供向けに出来そうでしょうか?
プロンプトをさらにいじってみます。
次の文章を 子供っぽい英語に訳して:
いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。
うーん、まぁ 単語の種類を減らしたりで
ちょっと色々とありますが、
# たけとりの翁は 山住まいの竹細工仙人と誤解させそうだ…
まぁ気をつけながら使っていきたいと思いました。
最後に、〇〇っぽい作品というのは どうでしょう?
日本の古典ですが、実は シェークスピアが関わっていたとした場合…
次の文章を シェークスピアっぽい英語に訳して:
いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。
なるほど 古語が混ざったり、雰囲気としてはシェークスピアっぽく(?)なったようにも 思えます。
このように、キャラクターによる性格づけされた 翻訳もさせられるんですね。