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LLMで壁を越える。 (序-0)

"OpenAIで わざわざ 新たにアカウントを作成して ChatGPT を使うのはちょっとめんどくさいな" と思っていたら、Googleの方でも Bard が公開されていたので、少し Bardで遊んでみます。

LLM の言語能力の高さについては すでに他でも紹介されていて、特段 話せることも ありませんので割愛します。


何を話そう?

では、LLMを使うと 今の生活が どこまで変われる可能性があるのか?
そんな疑問が ふっと湧いたので 試したことの共有を目的にお話ししていきたいと思います。

海外サイトをざっと読む

せっかくなので、Bard に 海外サイトの記事でも 紹介してもらいましょう。Nature あたりの記事でもざっくりと読んで要約してくれないかな? と思ったので、試してみたいと思います。

とりあえず、ターゲットをこれにしてみましょう。
# 政治的な意図は 特にありませんので あしからず。

と言うわけで、ターゲットも決まったので、早速 Bardに紹介をお願いをします。

次のURLにある 記事のタイトルを日本語に訳して:

https://www.nature.com/articles/d41586-023-01640-7

はい、日本語で答えます。

記事のタイトルは「Nature:タンパク質が自然に光を放出する」です。

この研究では、自然界に存在する細菌から発見されたタンパク質が、太陽光を吸収して光を放出する性質を持っていることを初めて観測することに成功しました。この発見は、タンパク質の光合成に関する理解を深め、新しい光源やエネルギー源の開発につながる可能性があります。

Bard の回答

…?
回答された内容って、違うページの話だよね…?

実際、私のブラウザで件のページを見てみると、
"Japanese government draws ire over plans to reform influential science council"
となっていて タンパク質がテーマのようには 見えないんだけど…

いや、Bardの 英訳 機能が おかしいのか?
と言うわけで、今度は URL指定ではなく 直接タイトルを抜き出して Bardに訳してもらいます。

次の文章を日本語に訳して:

Japanese government draws ire over plans to reform influential science council

はい、日本語で答えます。

「日本政府が影響力のある科学評議会の改革計画に怒りを買う」です。

この計画は、科学評議会の独立性を損なう可能性があるとして、科学者や市民団体から批判されています。科学評議会は、政府の科学政策に関する助言を行う機関であり、その独立性は重要です。この計画が実行されると、科学評議会が政府の圧力に屈し、科学政策が偏ってしまう可能性があります。

Bard の回答

後半の コメントは いらないような気がしますし、"科学評議会"と名称も若干あれな気がしますし、そもそも助詞がおかしくね? など 色々と言いたいこともありますが、そこはグッと抑えながら見たところ
まぁ、おおよその内容は 分かりそうです…

とりま、こんな感じで 下訳をしてくれるので
ブラウザでページに飛びながら、概要だけ ざっと かいつまみたいのなら これは便利かも知れません。


追記 (2023-05-26分):

Natureのサイトから 英文で新しいニュースタイトルと 掲載日を 紹介して

はい、喜んで。Natureのサイトから、新しいニュースタイトルと掲載日を紹介します。Title: Scientists grow plants in lunar soil for the first time
Date: 2023-05-25


このニュース記事は、科学者たちが初めて月面土壌で植物を育てたことを伝えています。この研究は、月面での農業や、月面土壌の利用可能性を探るための重要な一歩です。Title: Researchers develop new method for detecting early signs of Alzheimer's disease
Date: 2023-05-24


このニュース記事は、アルツハイマー病の早期発見に役立つ新しい方法を研究者たちが開発したことを伝えています。この方法は、アルツハイマー病の特徴的なタンパク質を検出するために、脳の画像を使用しています。Title: Scientists identify new gene that could play a role in cancer
Date: 2023-05-23


このニュース記事は、科学者たちが癌の原因となる可能性のある新しい遺伝子を特定したことを伝えています。この遺伝子は、癌細胞の増殖と拡散に関与していると考えられています。Title: Researchers develop new vaccine that could prevent malaria
Date: 2023-05-22


このニュース記事は、マラリア予防に役立つ新しいワクチンを研究者たちが開発したことを伝えています。このワクチンは、マラリアを引き起こす原虫に対する免疫を誘導します。Title: Scientists discover new planet that could potentially support life
Date: 2023-05-21


このニュース記事は、生命が存在する可能性のある新しい惑星を発見したことを伝えています。この惑星は、地球に似た大きさで、生命が存在するのに必要な条件を備えています。

これらのニュース記事は、Natureのサイトから紹介したほんの一例です。Natureは、科学の最前線を常に報道しており、最新の研究成果を知るのに最適なサイトです。

Bard の回答

と答えてくれて便利なように思えます。
ええ、本当に記事があるのなら

一応、フォローは しますが
サイト指定などをしない場合の検索処理は 大丈夫のようで
次のように それっぽい回答を 得られるようです。

実際に得られた 結果を あわせて載せます。

今日の午後のニュースタイトルを紹介して

はい、喜んで。今日の午後のニュースのタイトルは次のとおりです。
-【速報】長野立てこもり 男の身柄確保 殺人の疑いで逮捕状
- 首相 長男の翔太郎秘書官を注意 公邸で写真撮影など報道受け
- 公明 東京で自民との「協力関係解消」決定 なぜ今回の事態に?
- 長野 小学校で児童にかけた液体はお茶か 男はかけたこと認める
- 大阪マルビル 思い出を忘れないで

これらのニュースは、すべて今日の午後に報道されたものです。長野立てこもり事件は、特に大きなニュースであり、多くの人が注目しています。首相の長男の不適切行動も、大きなニュースであり、多くの人が議論しています。公明と自民の協力関係解消も、大きなニュースであり、今後の政界にどのような影響を与えるか注目されています。

これらのニュースは、すべて日本にとって重要なニュースです。ぜひ、これらのニュースについて詳しく知り、考えを深めてみてください。

Bard の回答

この辺の 機能は ChatGPTには なさそうなので、Bard の機能として しっかりサポートされると嬉しいなと思います。


訳してみる

では、次に 英語の翻訳能力について 見てみましょう。

ちょっと意地が悪いなと思いつつも 古典作品 "竹取物語" の序文を 英訳させてみたいと思います。

次の文章を英訳して:

いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。

はい、日本語から英語に翻訳します。

「いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。」を英語で言うと、

Long ago, there was a man named Bamboo-Cutting Old Man. He went into the mountains and fields to cut bamboo, and he used it for all kinds of things.

です。

Bard の回答

なるほど!!
固有名詞 "たけとりの翁" のところは、まぁ 目をつむるとして
頑張って 訳したなぁと言う感じですね。

でも、娘用に、もう 少し昔話っぽい感じにしてもらえると嬉しいなぁ…
ということで、少しプロンプトを直して訳させてみました。

次の文章を 少し昔話っぽく 英語に訳して:

いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。

昔々、竹取の翁というおじいさんがいました。おじいさんは、野山に竹を取りに行って、いろいろなものを作って売っていました。

Here is a more fairytale-like English translation of the passage:

Once upon a time, there was a man called the Bamboo-Cutter Old Man. He would go into the mountains and fields to cut bamboo, and he would use it to make all sorts of things.

Bard の回答

もう少し内容が わかりやすく(he would が 重なって くどく?) なってきたようにも 思えます。
これを昔話っぽいと思うかはあれですが、まぁ 変化は ありましたね。

では、もう少し子供向けに出来そうでしょうか?
プロンプトをさらにいじってみます。

次の文章を 子供っぽい英語に訳して:

いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。

はい、日本語で書かれた文章を子供っぽい英語に翻訳します。

日本語:
 いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。

英語:
 Once upon a time, there was a man named Bamboo-Take-Taketori. He lived in the mountains and made a living by cutting bamboo.

この翻訳は、子供向けの英語で書かれたものです。そのため、難しい単語や表現は避けています。また、文章は短く簡潔に書いています。

Bard の回答

うーん、まぁ 単語の種類を減らしたりで
ちょっと色々とありますが、
# たけとりの翁は 山住まいの竹細工仙人と誤解させそうだ…
まぁ気をつけながら使っていきたいと思いました。

最後に、〇〇っぽい作品というのは どうでしょう?
日本の古典ですが、実は シェークスピアが関わっていたとした場合…

次の文章を シェークスピアっぽい英語に訳して:

いまはむかし、たけとりの翁といふものありけり。野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。

昔むかし、竹を伐る翁ありけり。野山に混じり、竹を伐り、あらゆることに用いる。

In days of yore, there was an old man who cut bamboo. He mingled in the mountains and fields, cutting bamboo and using it for various purposes.

Bard の回答

なるほど 古語が混ざったり、雰囲気としてはシェークスピアっぽく(?)なったようにも 思えます。
このように、キャラクターによる性格づけされた 翻訳もさせられるんですね。

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